「 Editor’s Voice 」 一覧
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2007/07/26 -Editor's Voice
バルセロナを少しこえたあたりで運転を交代した私は、懐具合の寂しさとは裏腹に、快調にセアトアルテアを飛ばしていた。当たり前だがゴルフのようなクルマで、思いのほか真っ当な走りをみせてくれる。私は130~1 …
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2007/07/25 -Editor's Voice
「ゆっくり寝ててくださいね」。眼鏡の調子も案外によく、すっかり“乗り気”になった私は、しかし、一抹の不安を抱えていた。思い切って、Y編集長に悩みを打ち明けてみることにした。 「Yさん、現金ってもってま …
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2007/07/24 -Editor's Voice
バルセロナというと思い出す作家がある。カルロス・ルイス・サフォンだ。この“ドライブ”のつい1ヶ月ほど前にバルセロナを訪れた際、たまたま成田で買った文庫本が、カルロス・ルイス・サフォンの『風の影』(集英 …
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2007/07/09 -Editor's Voice
7月4日、夜10時半。トリノの街中が大興奮です!ついに、新しいフィアット500が町を走り始めました。イタリア中が大盛り上がりでしたが、やっぱりお膝元トリノは別格の盛況ぶり。トリネーゼが熱い視線を注ぎま …
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2007/06/28 -Editor's Voice
それにしても、バルセロナまでが遠かった。実を言えば、レンタカーを借りようと言った時点で、私はマルセイユ~セビーリャ間をあって千キロちょいだとふんでいた。飛行機が飛んでいる時間が、1時間+1時間だったか …
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2007/06/26 -Editor's Voice
最初のインターチェンジで、早くも道を間違えて、高速道路をおりてしまった。こうなると、いっきに不安が募る。運良く、行きたい道と並行に走る一般路におりたので、細かな道路標識に従っていけば、もう一度同じ高速 …
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2007/06/25 -Editor's Voice
レンタルしたセアトアルテアは、もちろんマニュアルでディーゼルだった。こっちに異存はなかった。長い距離を走るといっても、ほとんど高速道路のはずだ。こきこき手こぎが、どれだけ辛いというのだ。今の我々の事態 …
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2007/06/20 -Editor's Voice
建物から最も近かったのは、はたしてハーツだったかエイビスだったか、定かではない。私はこれという理由もなく、さりとて躊躇うこともなく、グリーンの看板、ユーロカーを目指していた。たぶん、以前、イタリアで乗 …
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2007/06/20 -Editor's Voice
すでに途方もなく途方にくれているわけである。しかも、中年男が重い荷物を引っ張ってのターミナル間移動ほど、人を寂しくさせるものはない。あえて話すべき会話のタネも見当たらない。 ただでさえ、人を早くどこか …
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2007/06/08 -Editor's Voice
しょせん人間ってもんは、食って寝て出してれば生きて行けるわけで、欲求もみんなそれに絡んでるわな。中でも、食うってのは、稼げていることを「食っていける」っていうぐらいやから、まあ、一番大事。TV番組表み …