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Editor's Voice

俺たちのミッレミリアPART8

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レンタルしたセアトアルテアは、もちろんマニュアルでディーゼルだった。こっちに異存はなかった。長い距離を走るといっても、ほとんど高速道路のはずだ。こきこき手こぎが、どれだけ辛いというのだ。今の我々の事態以上に辛いことはあるまい。
変わったデザインの割には、インテリアはフツウだなとそのときは思ったが、夜が明けてから改めて見ると、けっこう奇抜なインテリアだと知る。
そのとき、とんでもないことに気づいた。インテリアの様子がよく見えなかったのは、何も夜のせいばかりではなかった。私は、ずっとサングラスを掛けていた!そう、眼鏡のフレームを折ってしまい、仕方なく度付きのグラサンを掛けたままだった。
「Yさん、運転しばらくお願いできます?暗いうち。サングラスしかないんで、見えないんですわ」。ついさっき送ってもらったばかりの高速道路を、Y編集長の運転で戻るはめになった。ここでも、このままみんながいるホテルに戻って、ボクもトリュフ狩りをしたいな、という思いがよぎったが、快く1stドライバーを引き受けてくれたY編集長の手前、そう身勝手なことは言い出せない。
「高速を来た道、戻る感じですね。途中で左に折れて、バルセロナを目指してください」。と言いつつ、またとんでもないことに気づいた。サングラスを掛けていては、手元の地図はおろか、道路標識さえほとんど読めない有様だったのだ。
「すみません、地図、よう見えないんですわ。ついでに、看板もあきません。なんとかバルセロナ目指してやってくれませんか」。しばらく、Y編集長にすべてを託すしかなかった。顔は笑っていたが、目がマジだった。
21時ちょうどに、我々はマルセイユ空港を出発していた。

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