ラインナップはこんな感じです
とりあえずデビューしたのは2.2L直4と3.2LV6のいずれもJTS(直墳)に6MTを組み合わせたクルマです。未確認情報ですが、ブレラにはセレスピードが用意されない可能性もあるんだとか。アイシン製トルコンオートマチックが組み合わされるかもしれません。いずれにしても、来年春以降の話でしょう。日本へは4月にやってくる予定だとか。
いずれのパワーユニットもGM製ブロックです。V6は最新のもの。直墳ヘッドはフィアット−アルファ。直4にはFFを、V6にはトルセンCデフ4WDシステムを組み合わせます。いわずもがなですが、プラットフォームもGMプレミアム。このあたりは、提携解消後もビジネスとして続けられています。
試乗車として用意されていたのは、2グレード4仕様です。エンジンとミッションは前述のとおりですが、標準17インチとオプションの18インチモデルがそれぞれに用意されています。
この手の”オシャレさん”クーペに乗る、お金持ちでない人間からするととてもありがたいことに、外観上で2.2と3.2で違いを見分けることはできません。デザインされた4本だしフィニッシャーも同じ。グレード名を入れるような無粋さもなし。潔く、ブレラしか入ってませんから、リアに。
マニアはそれでもこういうでしょう。フロントブレーキキャリパーを見ろ、と。キャリパーの大きさ(V6にはしかもアルファロメオの刻印が)を見れば一目瞭然ではあるのです。もっとも、エンジンを掛ければちょんバレ。V6はさすがにくぐもる重低音がします。プリプロダクトということで、V6モデルの中にも音が静かで回りも鈍く、トルクのノリが悪い個体もありましたが、6000kmぐらい走った同じV6を積む159はそれなりに”いい音”を撒いていました。