ボクは、ギョーカイで一番スカイラインが好きなヤツ、だと思う。
多分そうだ。
否、そうに違いない。
だって、なんだかんだ言ってて、R30からずっと付き合っているんだから。
そのかわり、いっぱい文句も書きます。些細なこと、まで。自動車ライターとしての専門的な視点なんて、知るか!こうるさい消費者の立場だよ、自分で買ったのだから(正確にはうちの会社・・・)。
というわけで、V35型クーペに3年乗ったのを機に、出たばかりのV36型に乗り換えることにした。自称クーペ評論家としては、来年登場する排気量3.7Lのクーペを待つべきなんだけど、まあ、たまにはセダンもいいかな、と。それに来年は大物も控えてるし!
35セダンの形も、実はきらいじゃなかったんだよなあ。ちょっと顔がうさぎさんみたいに間抜けかな、ってぐらいで。だから、世間では変わり映えしないって言われてる新型の形に、逆に惚れたというか。怖い顔、大好き。あと、リアの、うさぎの後ろ足みたいなボリュウム感。今にも跳ねそう!!
また、うさぎか。
ま、本物のうさぎ・・・、飼ってるしね。
フーガに似てるって、ネガティヴに言う人いるじゃない?ええやんか、高いクルマに似てるぶんには。フーガのオーナーが文句言うなら聞いてもいいけど、そうでない人に言われたないわ。これがシルフィ似やったら腹も立つけどね。
色と内装が真っ先に決まりました。赤×フォーブ×木目。この組み合わせができるって知ったから決断したようなもん。ボク、あの和紙調アルミってきらいです。(カタチが)日本刀言うんやったら、ずしりと鈍くギラリと波打つイメージにして欲しいわ。切れそうな感じの。
実は、大の木目ファン。木目調も大好き!だって軽自動車まで本木目にしたら、それこそ自然破壊ですわ。それに、本木目って言っても、まあ、よくできた工業製品やしね。あと、木目を批判したらいっぱしの評論家みたいな風潮、嫌やなあ。ひやっこい金属より、ぬっくい木ですよ、日本人は!!
グレードは、ほとんど自動的に決まった。だって、フォーブ内装はP系にしか装着できないから。顔がどん臭いPに乗るつもりは毛頭なかったんで、必然的に一番高いタイプSPに。ここからが、”悲劇”の始まり~。
悩んだんは、4WASの有り無し。値段は13万円ちょいやったけど、付いてると低速時の乗り心地がえらく悪くて、でも、高速走行時の安定感がすごくいいんやから、悩むよね。自分で買うとなると。人にはなしを勧めてるんだけどさ。
結局、アリにした。1つには、たぶん人より高速で乗ることが多いやろうし、乗り心地の悪い前期クーペからの乗り換えやからそれでもマシだろうということ。もう1つは、日産がほとんど唯一、手塩にかけて育ててきた技術なんやから、スカイラインファンとして付けないわけには行くまい、というなんか義侠心みたいなもんからかな。
そのあたりが、これからのリポートの芯になると思います。お楽しみに。
あ、で、そうそう、悲劇なんやけど、380万円のタイプSPに、4WASでしょ、クリムゾンレッドの特別塗装でしょ、フォーブ木目の専用内装でしょ、黒いガラス+アクティヴAFS+プラズマCエアコン+ETCでしょ、HDDナビ+バックサイドモニター+BOSEでしょ、カーテン&サイドエアバッグ+SFHCでしょ・・・。
しめて車両代金485万円也!!諸費用入れると、530万円弱って、思わず『ボク、フーガ買いましたん?』、って聞きたくなった…。希望ナンバー935は、前と同じ。ほら、スカイラインってインフィニティG35でしょ?G35、つまりg35、ね、935、と。あまりわかってもらえないけど。どっちかっていうと、クミコって思われるみたい・・・。
プリンス東京 高輪店にて、納車。黒いクーペ、さようなら、3年間ありがとう。ぱちぱち。ちょっと哀しいな、寂しいな。格好ええもんなあ。
担当者:ニシカワ
“めでたい”奴、納車!
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執筆者:koganemushi