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Editor's Voice

俺たちのミッレミリアPART12

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「ゆっくり寝ててくださいね」。眼鏡の調子も案外によく、すっかり“乗り気”になった私は、しかし、一抹の不安を抱えていた。思い切って、Y編集長に悩みを打ち明けてみることにした。
「Yさん、現金ってもってます?」。
私は最近、ヨーロッパでは極力買物をしないようにしている。1ユーロ160円だの170円だのがバカバカしくて仕方ない。だから現金は最小限、50ユーロぐらいしか携行しない。50ユーロが8000円以上だなんて、大いに日本人を馬鹿にした話、というか日本国が弱すぎである。2000年のころは、たったの5000円弱だったのだから。
というわけで、私は地図や水、軽食を買ったときに既に現金を剛毅に散財していた。できるだけカードで買うようにする(チリも積もればマイルが貯まる)のが常なのに、なけなしの50ユーロを半分に減らしていた。
それから確か国境あたりで高速道路通行料を17ユーロぐらい、また現金で払ってしまっている。このときはカードで払おうとしたら、ダメだったのだ。VISAもマスターも、もちろんダイナースもアメックスもてんでダメで、見たことのないカルタだけが使えると、無人の料金所が自慢げに語っていた。みたび、馬鹿にされた気がした。
財布の残りは、小銭をかき集めても10ユーロ程度しかないことを、私はこっそりSAのトイレで確認していた。どうして他国の小銭はこうも使いづらいのだろうかなどと、余計な思慮にふけりながら。
Y編集長もあまり現金を持っていなかった。2人併せてやっと50ユーロに戻る有様だった。次回からはもう少し現金を持って行こうと、そのときは強く心に誓ったのだが、その後も私の海外用財布の中身は変わっていない。なぜか50スイスフランが玉虫色に輝いている。

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