新車が納車されてから乗らない、なんて・・・、まったくもって想像できません。それが新車時価格1億円だったマクラーレンF1だったら、なおさら想像できません。私なら嬉しくて乗り倒してしまうと思います。でも、動態保存する人、いらっしゃるようです・・・。
投資目的だったのか、観賞用だったのか、知るよしもありませんが、なんとこの個体、走行距離は239km 。おそらく・・・、現存するマクラーレンF1のなかで最も走っていない個体でしょう。
納車時のアクセサリーすべてが付属しているばかりか、納車時のインテリアカバーも残されています。ええ、シャシー番号が掘られたタグ・ホイヤーの専用腕時計まで残っています。この個体の場合では48060なので「60」。
現在、イギリスのトム・ハートリー・ジュニア、というクラシックカー販売店で販売されています。希望売却価格は「問い合わせ」ということですが、20億円近いと見ていいのではないでしょうか?
トム・ハートリー・ジュニアのホームページでは謳われていませんが、Classic Car Driver(通常、掲載主が書く売却情報掲載サイト)では、なんとこの個体・・・、日本人が所有していたもののようなんです。いやぁ、クルマ好きが減った、中国の購買意欲に負け始めている、なんて言われながらも日本のエンスーの凄さを感じさせます。
しっかし25年間もよく黙っていましたよね、前オーナー・・・。新車のマクラーレンF1が日本に存在していた、なんて知りませんでした。
もっと写真をご覧になるにはトム・ハートリー・ジュニアのホームページへ。