CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

News Clip へぇ

トヨタ/レクサス・バルブスプリング問題に思ふ

投稿日:

02-lexus-spring.jpg
最近、トヨタ/レクサスではリコールが頻発していますねぇ。
リコール隠し疑惑から一転して積極的にリコールすることで訴訟リスク回避、
そしてトヨタ/レクサスブランドへの信頼回復を図っているのでしょう。
しっかし「エンジン部品に欠陥!」って見出し、車に詳しくない人には衝撃的でしょうねぇ。
それにしても大変ですよ、今回のは。
エンジンを降ろしてからじゃなきゃ作業できないものが、結構あるようですから・・・。
しかも一般的なディーラーにエンジン用のリフトなんて、1基くらいしかないのでは?
報道機関は各社、”温度差”をもちながら、バルブスプリング問題を取り上げていますねぇ。
一般的にはトヨタ/レクサスの発表どおり「バルブスプリングの材料中に微小異物があると
スプリングの強度が低下して折損することがあります。そのため、異音が発生して
エンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあります」
と、報じています。
経済専門報道機関、Bloombergは「2007年からトヨタ側は問題を把握」と報じることで、
“リコール隠し”の可能性を匂わせています。まぁ2007年から苦情が入り、
2008年にはバルブスプリングを変更しているんで、そう受け止められ易いでしょう。
今回の問題とは関係ない、アメリカでのレクサスHS250hのリコールにも
あえて触れています(笑)。意図的にトヨタにダメージを与えるために、
とは考えにくいですが、センセーショナルに報道しているのかもしれません。
一方ロイターでは2009年から苦情が増加、と報道していますねぇ。
っで、面白いのはアメリカ・レクサスのプレスリリースです。
・今回の件での事故や負傷者は現在のところゼロ。
・バルブスプリングの破損によるエンジンストールの可能性は、0.2%と発表。
アメリカで話題になったのは、5000マイル(8000km)しか走行していない
レクサスGS460に起こったバルブスプリング破損の動画です。
保障期間中のものなのに、地元のディーラーでエンジンを開けて・・・、
そのまま日本に送り返せ、っていう指示はなかったんでしょうか?
実はボク、ディーラーによる内部告発の類だと睨んでいます(憶測ですけどねっ・・・)。
だからこそ、こんな動画がYouTubeにアップされているのかもしれませんよ。

もっと写真を見るにはコチラ
対策部品が2008年に投入され、それまでのバルブスプリングをリコールしなかったのは・・・、
病院の先生がよく言う「経過を見ましょう」と似てるような気がします。
そこにはコストの問題もあったでしょうし、ホントは整備入庫時に”症状”が出ている車両を、
こっそり直していこうと考えていたのかもしれません(憶測ですけどねっ・・・)。
某輸入スポーツカーメーカー、日本国内の正規ディーラーにはエンジントラブルの
原因追求をさせることなく、トラブったエンジンは本国に送り返させていましたよ。
しかも保証が切れているものに対しては、有償でのエンジン交換だったんですよねぇ。
それに比べるとトヨタによるリコール、真摯に対応していると感じますよっ。
ただ、依然として暴走問題の原因が判明していなかったり、
HS250hの燃料タンクのリコール問題についても追加報道がなかったり、
気になることはあります。
あっ、あと・・・、トヨタ/レクサスが使用していたバルブスプリング、
ほかの自動車メーカーに納入されていなかったのでしょうか?

googleアドセンス

googleアドセンス

-News Clip, へぇ

執筆者:


comment

関連記事

大人のオモチャを使った新種のナンパ

大人のオモチャと目にして、ヘンなことを想像しないでください(笑)。いわゆる、ラジコン(RCカー)です。コレに小型可動式カメラ、マイク、スピーカーを搭載し、海辺を走らせたオタクが居るんです。動画はちょっ …

no image

シボレーコルベットZR1が出来上がるまで

作る側はプライドをもって働いているとさっ。 原油高騰もなんのその。 コルベットはアメリカ人の誇り。

no image

新型Cクラス正式デビュー(本国)

2000年に登場してから、現行Cクラスは世界で140万台のセールスを記録。そんなCクラスも7年経てばフルモデルチェンジを受ける。ということで、ついに新型Cクラスが正式に公開された。いやぁ、インターネッ …

no image

レンジローバーとV12エンジン?!

ネットでのリーク情報(エンバーゴ破りして広報から怒られないんでしょうかねぇ?)は世界を文字通り瞬時に駆け巡りますから、この写真を見て”ああ次のレンジローバーね”とお思いでしょう …

no image

新ウィンタースポーツ、日本でも是非!

これは快適、爽快でしょう。ウェークボードみたいなもんですから。 ボートの替わりに車で引っ張ってもらうんですね。 もちろん公道では危ないし、他人に迷惑をかけそうではあります。 雪に埋もれたサーキットで、 …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー