「ウズベキスタン」という国名をご存知の方は少ないかもしれません。1991年、ソビエト連邦から
独立した国ですが、かつてはシルクロードの中継地点として栄えた場所です。
現在は木綿栽培、金採掘、天然ガス(世界生産量の2.2%)などで潤っているようです。
農地の大半を木綿栽培(ソ連時代の計画経済による)に割いていて、自給率は低いそうです。
ソビエト連邦独立後、自国産業の高度化、高付加価値化、経済活性化等のために
外国投資の誘致を標榜。1992年、韓国の大宇と地元のウズベキスタン自動車産業公社の
ウズ大宇という名の合弁会社が設立されました。1996年から現地生産を始めたんですが
大宇が破綻し、ウズベキスタン自動車産業公社が全権を握ることになりました。
一連の流れで2008年、GMが25%の株式を保有することになり、GMウズベキスタンを設立。
実質的には大宇の3モデルを現地生産し、シボレーのバッジで販売されているそうです。
っで、その3モデルなんですが、ぬぁんとウズベキスタン市場の94%を占めています!
商業車を抜いた数値は・・・、98.6%!凄くないですか?
生産能力は25万台あるそうですが、ウズベキスタンにおける現在の市場規模は6万台強。
近隣諸国への輸出も目論んでいるようですが手が早いですねぇ、GM。
さすが国策企業!
CAPTIVAっていうんですって、これは。大宇ウィンストームっていうモデルですね、オリジナルは。
独占禁止法に触れそうな勢いのGM
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執筆者:koganemushi