この人、誰だか覚えている方いらっしゃいます?
フォード・オーストラリアから叩き上げで社長に登りつめ、
フォード・アメリカ、いわゆる全世界のフォードを率いるまでに成功した人物です。
奇遇ながらカルロス・ゴーン氏と同じ、レバノン出身でもあります。
彼の名前は「ジャック・ナッサー」。
このナッサー氏がフォードの舵取りを任されていた時代にF1参戦、
ランドローバー買収、ジャガー買収、と散財。しかも全部失敗にしか見えません。
失敗中にもかかわらず、2000年の年収は15億円と言われていました。
しかしギリギリのところで、創業者一族にクビを宣告されたんです。
でも、気づけばJPモルガン系のプライベート・エクイティ・ファンドのパートナー(取締役)を勤め、
そしてつい先日、世界最大の鉱山企業「BHPビリントン」の社長になることが決まりました。
ナッサー氏の出世劇、本当に凄まじいものがあります。
成果を出したか否かって、社長業に関係ないんでしょうか?
それとも自分の”仕事”アピール上手なんでしょうか?
うーん、実に謎です。
かつて会社員をしていたころ、先輩に言われたことがあります。
「世の中、仕事ができるか否かじゃなくて、評判で人事は決まる」と。
評判・・・、恐ろしい評価基準です。
はい、正直、嫉妬しています(笑)。
会社の人事って、ホント不可解
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執筆者:koganemushi