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シンガー(ポルシェ)がクラシックの受注停止!!

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アメリカのポルシェ・レストモッド・チューナー、シンガーがイギリスのTOP GEAR誌に明かした、衝撃的な話です・・・、って“釣り”的に始めてみます。

タイトルにある「クラシック」とは964のNAモデルのことで、いったん、受注停止するんですって。もう964を調達できないのではなく、商売が苦しいわけでもなく、単純にターボの受注に応えるため、とのことです。

振り返ってみれば今年2月、シンガーは964ターボをベースにした、新しいレストモッドのスタディモデルを発表していました。しかも発表時には既に70台ものオーダーを受注していた、と言われています。

また、既存のクラシック、実に450台近く世に送り出してきたんですって。シンガー・クラシックが今後、中古車市場で流通するのには“このくらい”の台数だと価値が維持できるかなぁ、とシンガー率いるロブ・ディキンソンの直感での動きでもあるそうです。

「マスタープランがあればいいのだけど、12年前にシンガーが始動してから、常に出たとこ勝負です」とインタビューで語っていました。そして「たくさんのターボを作らなきゃいけないし(笑)」とも。

まぁ、シンガーが中古車市場に流通することは稀です。そもそも、シンガーに発注するオーナーはフツーのお金持ちではありませんし、増車することはあっても、なかなか減車しないのでしょう。

そして、シンガーではクルマを買うというよりも、クルマをシンガーと一緒に作る、というのが基本スタイル。 もっと言えば、シンガーというアーティストに自分の“アート作品”を発注するようなものです。 もちろん、新車オーダーでもお金に糸目をつけなければ、似たような体験はできます。でも、同様に一般に流通することは滅多にありませんよね?

個人的にはエリック・クラプトンが発注した、V12エンジン搭載した458イタリアとか、元フェラーリCEO、ルカ・モンテゼモーロ氏に贈られた360モデナ・バケラッタとかが中古車市場に流れてこないか、気になっています。

もとい。

シンガーが突出しているのは・・・、現在の技術とクラシック・ポルシェ・デザイン(内外装)の魅力を上手く融合させているんですよね。これを言ってしまえばお終いよ、って気がしなくもないですが、センスの良さが滲み出ています。

レストモッドの世界、ホントこの10年でにぎやかになってきました。古いクルマのEV化も流行ってきているようですしね。

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