某社(といってもちょんバレ)の仕事で広島へ。海外出張よりも、国内出張の方が好きやね。日本語が通じるし、何よりも飯が美味いじゃない?どこをほっつき歩いても怖くないしな。
仕事柄、毎月のように何十時間も飛行機に揺られるけれど、出国した途端にいつも帰りたくなるんよ。係官が「残念ながら出国許可できません」って言ってくれないもんかと、期待してしまう。ブルガリやエルメスの出店が見えて、おまけ付きタバコのセールを発見するたびに、なんだか寂しい気分になる。嬉々として、颯爽と、ラウンジに向う人の気が知れないというか。
ああ、また海外出張があるなあ。いやだなあ。
その点、国内出張は嬉しい。面倒な手続きもない。それに、羽田は成田よりも美味い。乗る前に時間があって飯時が重なれば、必ず飯を食うことにしている。海外便で、ランプが消えたら即飯だと分かっていても、食う。機内食が大嫌いだから。
でもって、成田じゃ出国前はともかく、中に入ってからがひどい。先が読めない海外旅行だからこそ、中を充実して欲しいのに、あるのはきんぴかブランドと土産物屋と軽食スタンド。航空会社のラウンジに行ったって、美味いもんなんかあるわけないしな。
対して、国内線は弁当類が充実しているから、時間のないときでも嬉しい。この日は、悩んで今半のメンチカツサンドの朝飯にした。メンチって、あとのゲップが臭いけど、美味いんだよねえ。ハンバーグが好きで、トンカツ・ビフカツに目がないボクとしては、メンチカツはカレースパゲティみたいなもんだ。
目的地・広島も、好きな場所の1つ。広島風のお好みは関西風より好きだし、キャベツたっぷりの辛いつけ麺も好物。またまた一緒だった同業W君と、「また焼きますか」とお約束。そういや以前来たときも一緒で、そのときは夕食会の前にふたりして焼きにでかけた。
今回は、夕食会の前にあまり時間がない。「んじゃ、終わってからってことで」となり、僕は1人で散歩に出かけた。ひょっとして、と千円札だけ握りしめ。さすがに、ひとりじゃ焼けなかったが。
何十回と来たのに、初めての広島城やった。原爆で破壊された二の丸門が復元されている。石垣だけが残っていたのだそう。月の黄と空の青が、なんとはなしに、心にじんとくる。たっぷりの水を湛えたお堀の黒に、歴史の闇と希望を感じた。
今日の西川君
・乗ったクルマ
ヒミツ
・書いたクルマ
なんとラップトップを忘れた!
・読んでた本
血烙(刑事鳴沢了シリーズ)
・旨かったぁ~なもの
今半のメンチカツ弁当