どうも三菱アウトランダーがヨーロッパで人気のようです。三菱ブランドのみならず、プジョー「4007」やシトロエン「Cクロッサー」という名称(エクステリアデザインは違う:詳細不明)でOEM供給もされているアウトランダー。
現在、三菱アウトランダーは岡崎工場で、OEM供給用の2車種は水島工場で生産されています。これが2008年から変わるそうです。三菱アウトランダーはオランダ・ネッドカーにて生産されるそうです。ネッドカーはオランダにある工場で、かつてボルボから買収した工場です。最近まではスマートフォーフォー、現在はコルトが生産されているそうです。そしてOEM供給用の2車種は岡崎工場で生産する、というニュースが出ました。
これが何を意味するのか、想像してみると面白いです。三菱アウトランダーの国内販売台数は、そこまで多くありません。しかしヨーロッパでは人気。だからこそ売れている場所に近い、ネッドカーでの生産が決定したのでしょう。そして水島工場のラインを”別”なモデルの生産に割り当てるのだと思います。このモデルが何なのか、気になるところです。
残る疑問は、なぜOEM供給用の”フランス車”をわざわざ日本で生産するのか、ですね。これはちょっと難解ですが、おそらくプジョー/シトロエングループがフランスから日本向けに出している船に載せて帰ることを考慮したのではないでしょうか?貨物船を効率的に使うことで、コスト計算がなされたうえでの変更だと思います。
それにしても日本車がオランダで生産され、フランス車が日本で生産されるなんて面白いですね。国際化が本当に進んでいるのは、製造業なのかもしれません。
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メイド・イン・ジャパンのフランスブランド!?」
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執筆者:koganemushi