自動車メーカーがライバルの車両をテストすることは、フツーにあることです。公けになっている話ではシボレー・コルベットのエンジン開発部門が事故ったフェラーリ458のエンジンをeBayで購入したこと、でしょう。VAGUEはなぜ私のクレジットを消したんだ??? 分解してまでの研究をする、しないはあると思いますがね。
今から5か月前、YouTubeでちょっと話題になったのが、ランボルギーニの研究所からフェラーリSF90が出てきたことです。来る、ランボルギーニの電動車開発に向けて、ライバルであるフェラーリがやった“仕事”を探っていたのでしょうねぇ。
ちょっとバズったのは覚えているのですが、さほど驚くようなニュースでもあるまい、と思い自動車王国ではあえて取り上げていませんでした。しかし今回、このように記事にするのは、フェラーリのフィオラノ・サーキットでランボルギーニがテスト走行している模様がキャッチされたからです。
いやぁ、フェラーリのユニフォームを纏ったエンジニアたちがフィオラノを走行するランボルギーニ・ウラカンSTOの姿を見守っている、ってあまりにシュールです。比較対象としてフェラーリが研究するのほど、良い出来なんでしょう。
また、488ピスタの後継車が今存在しない、と考えると“次世代ピスタ”のベンチマークとしてウラカンSTOを念頭に置いているのかもしれません。まっ、ぶっちゃけ、296が順調に売れていて生産余力はないはずですけどね・・・。
気になるのは、これら車両をどう入手したか、です。お互い、超富裕層を顧客として持っていますから、顧客から借りたのかもしれません。でも、顧客に対して“借り”を作るのを嫌がりそうなメーカーでもありますから・・・、もしかしたらメーカー同士で貸しあっているのではないか、と思い始めた次第です。
もっとも、何の根拠もありませんが(笑)。