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続報!森喜郎元首相、日産工場開所出席の謎

投稿日:2010年3月21日 更新日:

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先日、アップした記事へのリアクションがありました!
<以下、転載:アンダーラインは自動車王国で付けました>
森喜朗事務所に対し、当協会(財団法人 日印協会、107年の歴史があります)
の会長でもある森喜朗元総理のチェンナイにおける日産工場開所式への出席につい
てお問い合わせがありましたが、同行した私が、代わってご回答申し上げます。
森会長は、2000年8月にわが国の総理大臣としてインドを公式に訪問して以来、
インドにおいては、1998年のインドの核実験により傷ついた長年にわたる日印友
好関係を立て直したことで、日印双方から高い評価を得ております。そのためもあ
り、当協会の会長の任(非常勤、無給)にあります。
今回、日印協会会長として久しぶりにインドを友好訪問することになり、
デリーにおいてマンモハン・シン首相に会うほか、インドの中でこれまでわが国の
現職ないし元首相が訪問していない主要都市としてチェンナイ(旧マドラス)を
選び(注)、またタイミングは、デリーにおいて米国のアジア・ソサイアティーが
総会を開くタイミングを選びました。
チェンナイは、コマツ、東芝、今度の日産などを含め170社ほどの日本企業が進出
しており、これからもインドにおいて最も有力な日本企業の投資先であり、在留邦人
も増えており、これら企業や在留邦人を激励するとともに、州政府のカルナニディ州
首相ほか要人と会い、邦人や法人企業への支援に謝意を表するとともに、今後の支援
を要請するためでした。
森会長のチェンナイ訪問の時期が決まってしばらくしてから、同地の日本総領事館か
ら、ルノー・日産からの伝言として、たまたま森、会長のチェンナイ訪問が開所式と
重なるタイミングなので、ぜひ出席して欲しいとの要請を伝えてきました
。したがっ
て、開所式出席は当協会として当初から意図していたものではありませんが、折角の
御要請であり、また日印友好関係増進の上で貴重な機会と考え、全体の日程を調整し
て実現したものです。
3月17日の開所式当日は、チェンナイ市内でカルナニディ州首相に会ってから、工
場に参りました。森会長は、インド側からは上記のように高く評価されているもので
すから、カルロス・ゴーン・ルノー・日産社長ほか同社関係者はもとより、州政府や
現地の関係者からも大変に感謝され、歓迎を受けました。ルノー・日産から御要請も
あったので、森会長からは、祝辞を述べさせていただきました。
「自動車王国」のホームページに御掲載の写真は、開所式の来賓あいさつの後、
撮られたものです。なお、ご承知のように、開所式は、カルナニディ州首相、
スターリン州副首相そのほか多くの州政府や現地当局の幹部が
招待されておりました他、工場の幹部や従業員多数が出席し、まことに盛大でした。
ご質問にお答えしますと、今回のデリーおよびチェンナイ訪問は日印協会会長として
のものですから、訪問のための費用一切は日印協会が負担しており、念のためです
が、ルノー・日産にはご負担をおかけしておりません。

以上、ご質問への回答に加え、経緯及び背景をご説明申し上げました。
(注)この10年間、インドの主要な地方都市を訪問したのは、森 喜朗総理(当
時、以下同じ)が2000年にバンガロール、2008年に安倍 晋三総理がコルカ
タ(旧カルカッタ)、2010年に鳩山由紀夫総理がムンバイ(旧ボンベイ)です。
                                      
               (財)日印協会:理事長 平林 博
<以上、転載>
いやはや、ご丁寧な回答に感謝感激です!
私見ではありますが、これぞ外交なのかもしれません。
「元首相」という肩書き、乱暴な言い方をすれば水戸黄門の印籠のようなものです。
具体的な実務をこなすわけではないからこそ、”探り”を入れることもできます。
いやっ、顔会わせだけでも肩書き同士が集うだけで、効率的とは言わずとも、
政治的な”意味”を持つんでしょうね。そんな印籠をもつ、森元首相が今後、
日本の稼ぎ口になるであろうインドとの関係構築にひと役買っていたんですね。
それにしても森元首相の日産インド工場開所式への参加、マスコミは見事にスルー…。
自民党員の活躍、今のマスコミは取り上げないってこと?(笑)
ちょっと真面目なネタになりました。

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