木曜日早朝、NIGERでクーデターのニュースがBBCに流れました。
日本では金曜日朝でかるーくニュースになった程度でした。
木曜日早朝、原油価格は瞬間的に2ドルもジャンプしたんです。
世界中の投資家が「ニジェール」と「ナイジェリア」で混同したんです。
ニジェールは世界有数の貧国ですが、ナイジェリアは産油国ですからね。
ドル円相場もいきなり円安方向に振れました。有事のドル買い、ってやつです。
っで、金曜日にはアメリカFRBの公定歩合引き上げで、更なる円安方向へ。
こうやってあらゆる相場は、ニュースによって大きく左右されるんです。
でも、日本のニュースって相場の動向を報道するだけで、あまり理由まで追及しません。
難しい、というのもあるでしょうけど、本当は貿易立国日本にとっては死活問題のはずです。
輸入業者にとっては円高が望ましいでしょうし、輸出業者にとっては円安が望ましいでしょう。
一概にどっちがいいと言えない日本の特性は、原料の多くを輸入して
加工品を輸出するのが製造業が多いからかもしれません。
内閣府が「企業行動に関するアンケート」によると、輸出企業の採算円レートの実数値平均は
92.9円/USドルだそうです。
そして為替相場や原油価格の変動によって、日本国内の株式相場も影響を受けます。
すべての相場が、すべての相場を動かすんですね。
そして、自動車関連業界には物凄い影響があるんです。
日本国内よりも、海外での売上のほうが多いんですしね。
もっと報道、検証されてもよさそうなものなのに・・・。
相場関連ニュース、奥行きが足りない
投稿日:2010年2月20日 更新日:
執筆者:koganemushi