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Editor's Voice

スーパーカーでスーパーカーを迎えにゆく

投稿日:2007年12月7日 更新日:

前日にナンバーが無事に付いたという知らせを受け、
予定通り、日産プリンス東京販売の鮫洲店へ向かう。
朝10時半に納車、の約束。
新型GT-Rは“マルチパフォーマンス・スーパーカー”だと日産は言っている。
ならば、敬意を表してスーパーカーで迎えにゆこうと思い立つ。
我が家のスーパーカーとは、フェラーリ365GT4BBランボルギーニカウンタックLP400
お迎えに出向いた2台のスーパーカー

プリンス東京の皆さんには、GT-Rの初期納車の真っ最中にまったくもって迷惑な連中だよな、
だったと思うが、スーパーカーを売っている以上、こんなクルマの突然の来訪も今後あるかも。
そのときはぜひ、「うちのクルマの方が速いけど、あんたのも格好いいですなあ」という気持ちで対処してもらうといい。
なんて、生意気に言ったりして・・・。
ビニールシートは自分で剥がしたい、と思ってそのままにしてもらっていたが、
いざやってみると上手く剥げない。
ビニールだらけ・・・

オドメーターは89キロ。ちゃんとテストしているんだね、やっぱり。

とはいえ、ナラシは絶対必要だとか。エンジン、ミッション、ブッシュ類。
きっちりあたりを付けて慣らすには、最低2000キロ必要だという。
さてさて。来週もう比較テストなんだけどなあ。
既に取材で乗っているので、レクチャーも最小限。なんとなく新鮮み、有り難みがないんだよなあ。
だから自分のクルマが初めて、なんてやってみたかったのだど、
この仕事をする以上、できっこないよね。事前に触らない、なんてことは。
グッズもたくさん展示されていた

個人的には背の高い(これでも!)クルマをスーパーカーと呼ぶのはどうかと思うが、
だから“マルチパフォーマンス”なんだよね、と納得するしかない。
ただし、その性能は我が家の先達2台を足して走ったとしてもまるで及ばない領域だろう!
なんでも早速筑波でテストしたところがあったらしく、
仮ナンのド新車をプロが軽く乗って1分3秒台だったらしい。
攻めれば2秒台は確実。ただし、筑波じゃ舞台が狭過ぎるかも。
最高速300キロだぜ、いや、こっちは302キロなのだ!
と無邪気に騒いでいたあの時代から30年。懐かしい。長いような、短いような。
今、300キロは誰もが手に入れることのできる世界になった。
それが、果たしてどんな“幸福”を生むのか。
どんな問題提起をするのか。
世界のジドウシャにどんな影響を与えるのか・・・なんて難しいことは考えずに、
まずは持てる性能をフルに引き出せるよう、腕を磨きたいと思っている。
サーキット、行こうかな。
その前に。ナラシに行こう!と思いきや、誰も古いスーパーカーに乗って帰ってくれないという。
仕方なく、納車後初ドライブはスタッフに任せることに。
ボクは、もっとも乗り辛いBBで鮫洲店を後にした。

余談だけれど、BBに比べればカウンタックなどユーノスロードスターのように乗りやすい。
でも、エンジンとかドキドキするんだよねえ、BBは。
そのあたりは12/10発売の「特選外車情報Fロード」に、福野礼一郎さんとのBBドライブで
詳しく語っているので、ぜひご覧下さい。
GT-Rとの付き合いについては、スーパーカー雑誌「GENROQ」で連載する予定だ。
そちらの方も、よろしく。

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