本日、12月6日から始まる日産GT−Rの“発売”を記念して、その前夜、記念パーティが開かれた。
ところは、12月22日に開通する首都高山手トンネル。開通前の首都高をGT−Rが走るという。セレブもたくさん来るという。黒と赤のドレスコードだという。新宿のハイアットリージェンシー横に19時までに来いという。寒かったが、行った。黒いスーツ、黒いシャツ、赤いネクタイ。クロとアカ。十分だろ?
スペース7に付くと、真っ白なファントムエクステンドが居た。いやはや、格好良すぎて息が止まりそうになった。日本一のスーパーカー持ちとして有名なお方。なるほど、そういう感じなのね、今夜。
山手トンネルまでは1ボックスで移動。中野長者橋入り口で“中”に潜る。おおー開通前だ!とむやみに嬉しい。何でかわからんけど。しばらく、たぶん青梅街道と大久保通りの間?くらい、出入り口から400mあたりで降ろされた。
反対車線、つまりは内回りでイベントが行われるようだ。センターステージ前はもうすでに取材陣でいっぱい。有名人が来るんだという(ま、この時点で誰が来るからプレスはみんな知っていたけれど)。
同業者を何人か見つけ、GT−Rチーフデザイナーの長谷川さんも発見し、心細くもなくなって、始まりを待つ。「まだ公道じゃないよね。じゃ300キロ出して欲しいな」とか、「スピンターンぐらいしてくれなきゃ」とか「チューブトンネルなんだからいっそのこと飛んできてくれてもいい」などと軽口を叩く。「排気音がジーティーうぉおおおおあ〜るって聞こえたら楽しいよね」。勝手。
日産のチーフデザイナー、長谷川さんとパチリ
照明が暗くなり、向こうでかすかにエンジンの音がした。来るぞ!いっせいにカメラがあっちこっち向く。トンネル中って方向がわかんないのよねえ。で、来た、と思ったら、行っちゃった、みたいな。そんなに出してないはずだけど、けっこう速く見える。音もこもっていていいな。
2台走っていった。しかも内回りを南から北へだから逆走。そういうシーンはもう見れない。ほどなく、2台は戻って来てセンターステージを挟む所定の位置へ。照明の位置からしてボクの目の前に止まるはずが、ちょっとずれている。おいおい、それじゃケツしか見えないぞ。これがホントの、頭隠して尻隠さず。
頭隠して尻隠さず
COO志賀さんのスピーチ。終わると、もう1台のGT−Rが。助手席には・・・。スーパーカーの助手席が一番似合う女性に選ばれたと言えば・・・。米倉涼子さん。ふうん。
志賀さんだけカメラ目線だ!
志賀さんのスピーチ模様
ボクは別に興味ないから、盛り上がる取材陣を余所に、大混雑の中心部から避難してきた志賀さんと、デザイントップの中村史郎さんと捕まえ3ショット。観光客気分だね。
志賀さん、中村さんと
ボクはそれだけで帰りました。閉所暗所恐怖症なもんでね。
で、山手トンネルでGT−Rを見て思ったこと。早く渋谷、さらには湾岸線まで繋げてくれぇって感じだった。ちなみにこの中央環状線、二年後に渋谷まで、平成25年度には南大井町まで繋がるらしい。
それにしてもこのトンネル。日本の建築技術の極致でもあるぞ。素晴らしい。
後ろ姿の米倉涼子