世界500台限定というニュースが流れるや否や、日本のアルファロメオファンからの申し込みが殺到した8Cコンペティチオーネ。
ウェブサイト上で”こっそり”展開されていた予約申し込み方法を知らずに、申し込み締め切りに間に合わなかった人もずいぶん多かったみたいやね。締まってから僕もいっぱい聞かれたよ、なんとかならんか、って。なんでも期間中に150~200は正式申し込みあったらしい。お値段なんと2200万円也で、しかもカタチしか分かっていないクルマを買いたいって人がそれだけいるんだから、日本もおかしくなってきたな。ボクもその1人やけど。
2200万円で最もベイシックな仕様の値段だから、オプションとか加えたら、いったいどんな支払いになるのやら。ちなみに、フェラーリ430スパイダーのときは、カーボンブレーキだとか大物選ばずに乗り出し2600万円ぐらいやった。それぐらいはいくよね、きっと。
パリくんだりまでいって喜び勇んで申し込み、有名レーシングドライバーの次に申し込んだとイキがっていたわけだが、あれから5ヶ月。ようやく1枚の封書が我が家に届いた。購入権抽選当選のお知らせ。(ほんとは、購入抽選権当選って書いてあったけど、それじゃもう1回抽選かいなってなるので、たぶん購入権抽選に当選したってことだと勝手に解釈している)。
ほんまに抽選やったんかいの!!いやいやよく読んでみると、イタリア本社での選定作業が遅れたからすんません、とその文書には書いてあるぞ。やっぱ、選んでるやん(笑)。
うーん、それだけではあるまいて。各市場間の綱引き(アメリカはどうなった?)に、あとからあとから押し寄せるコネ系有力バイヤー(イタリアっぽいっしょ!)、さらにはカーボンボディの生産に問題が生じているとか、儲からないけど本当に出していいのか悩んでいるとか、デザイナーのエッガーがまた辞めてしまう(関係ないか)とか、いろーんな噂が流れまくったけど、火のないところに煙は立たず。何かしらの“問題”はあったんやろね。じゃなきゃ、これほど長引かないよ。まあ、これだって、イタリア流なんだけどね。
日本への割当は、70台らしい。500台中70台は、素直にがんばったと思うよ。この手のクルマの場合、生産台数の1割が日本仕向けのだいたいの目安だし、アルファロメオの日本市場シェアを考えればそれでも多いくらいだから。
でも気になる話があって、日本向けは全量が431番~500番・・・。つまり、最後の70台。3日に2台できるって話だから、月産およそ15台。順調に今夏以降生産が立ち上がったとして年内5、60台。来年11ヶ月フルに作ったとして、造るのにも慣れて200台。これが最低の調子だから悲観的に見積もると、ええーっ、431番が日本に来るのって、早くて09年半ば以降じゃない?!
実際「それでも買いますか?」電話がサラさん本人から当選者にはあった。投機目的の人を省くって意味じゃあ有効だろうけど、とはいえ本当に欲しい人だって早く乗れるにこしたかことはない。ちょいと微妙で憂鬱。せめて、08年夏ごろに、順番に入ってくればなあ。
Fiat Auto Japanさん、サラさん(8Cアンバサダー:Fiat Auto Japan広報部長)、たのんまっせ、早まるよう頑張ってくださいな!!今後の予定は3月末に現車がやってきて(3000万円ぐらい握り締めてその場でこれくれって言うヤツ、おるやろな)、正式契約となるらしい。その前に、WEBサイトでオプションを選んでおくんやって。予約金は、オプションを含んだ30%!!!
ほほほーのほほほー。いったい、何台クルマを売ればいいんやろ。
今日の西川君
・乗ったクルマ
ジャガーXKクーペ、レンジローバーVogue、アストンマーティンDB9ボランテ(イギリス車、なんか最近、妙にしっくりくるんだよね。歳取った?)
・書いたクルマ
新型ミニ、V36スカイライン、M・ベンツCL550、BMW750iL(昔はあれだけ筆の進んだドイツのでっかいの、ストーリー仕立てだったのでけっこう苦労しました)
・読んでた本
ヒートアイランド(垣根さんはクルマが好きだねえ、やっぱり)、世界の宗教(スンニー派とシーア派の話は日本人もしっかり理解しなきゃだめだ。じゃないとイラク戦争の真実がまるで見えてこないと思う)
・旨かったぁ~なもの
川奈・ラ・ヴィータ・エ・ベッラの本格イタリアン(石崎シェフは相当なクルマ好き!珍しいオリーブのニョッキをボイルした伊勢海老と一緒に凝ったソースでいただいたのが旨かった。)
熱海・わんたん屋のワンタンメン(スープに泳ぐようなわんたんが美しい)