やたらと難しい横文字名が目立つチョコレートの日。六本木のお姉さま連中から届く営業チョコ以外、もうすっかり無縁な感じだけれど、ちょっと嬉しい郵便物が届いた。マルティニのフリース!
実はこれ、ポルシェの純正パーツで、先週JAIAの試乗会のときにPJ広報の荒瀬氏が来ていたのを見て、ソッコー欲しくなり注文したもの。ポルシェ935の写真が入った包装に、まずは感動したね。コレだよコレ!スーパーカー時代のポルシェっていえば、コレしかないんだよ!
タミヤ模型の12分の1電動ラジコンを思い出すなあ。当時(30年前ぐらい)は本格ラジコンが出始めの頃。裏から色塗るポロカーボネートボディもまだほとんど普及してなかったし、何よりカッコウが悪かった。だからスケール感にこだわるなら、プラモのボディをそのまま生かしたタミヤもんが最高やったね。
ポルシェ934、935、セリカグループ5、タイレル6輪車、リジェもあったなあ。プラモを造るように、一生懸命細部まで色分けしてな。窓枠は艶消し黒、ランプの内側はシルバーに塗って、とか。最後に控えるは超難関、デカール貼りや。水に浸して、ヌルッと動かして、そっと貼り付ける。それがさぁマルティニのこの鮮やかなカラーラインも、デカールやった。
説明書にはドライヤーとか使ってやれって書いてあったけど、小学生やん?経験値としても24分の1やそこらしかないわけやから、ぜんぜん侮ってるわけよ。俺、デカール貼り得意なんや、ってね。実際、下手くそなヤツが多い中で、ボクは上手な方やったから。窓枠塗りも、デカール貼りも。24分の1の世界での話だけど…。
ランチアストラトスのアリタリアカラーだってキレイに貼ったんやから、っていう自信が仇になったな。マルティニカラー、しわくちゃになって真ん中の赤い線がところどころで水色と重なったりしてね。もう目も当てられん。泣きそうになるよ、プラモじゃなく、これはラジコンなんやから。
結局、オフホワイトのまま走らせたんやと思う。そのうえ、すぐに溝に落っことした。プラスチックやし、当然割れてしまうやろ。スペアボディ1500円を買いに自転車で20分走るわけ。校則違反を犯してね(隣町に子供だけで行くのはご法度やった)。あれはええ商売やったはずや。無傷で帰れたためしがなかったから。バンパー、一応あったけど役立たずやったし。
同じ935にするのも何やから、あえて934にしたりしてね。ついでに540ブラックモーターを手に入れて・・・。奈良ナンバーを自作してマイカーに見立てて走らせた。
今思えば、あの頃から、クルマに対しては財布の紐、緩みっ放しやったんやなあ~。
永遠のマルティニ
投稿日:2007年2月14日 更新日:
執筆者:koganemushi