CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

Report 試乗会でこんにちは!

ボルボの安全研究施設視察

投稿日:

クラッシュテストに参加した

ボルボといえば”安全”である。受動安全性には不安のあるカブリオレにおいて、ボルボはその安全性をどのように確保しているのか。そのことを確かめるために、C70がフランクフルトショーで発表された直後にスウェーデンのボルボ本社を訪れた。


ボルボセーフティセンター。衝突実験を行う巨大な施設は、イエテボリの本社に隣接している。屋内試験場でありながら、2台の衝突角度を無段階に変えることができるという、世界でも屈指の施設。ボルボのみならず、アストンマーチンやジャガーといったフォードグループのブランドも活用している試験場だ。
C70と激突させるために用意された”ドナー”は、ボルボで最も”破壊力” (重量があり慣性モーメントがでかい、という意味において)のあるXC90。オープン状態&時速25kmでゆったり走っているC70の横腹に、巨大なXC90を時速50kmで直角に衝突させようという実験である。XC90のフロントフードはC70のドア上部よりわずかに高い位置にある。見るもおぞましい結果が想像されたが・・・。
激しい衝突音とともにドアに内蔵されたカーテンエアバッグが開き、しばらくの間、まるで新しいドアのようにドライバーの頭部側面を隠している。さすがにドアを開けることは叶わなかったが、実際の変形は思ったほどではなく、ドライバーへの被害も足元付近の最小限に抑えられている。衝突安全性に優れた骨格構造と強靭な素材の賜物といえるだろう。
もちろん、XC90の被害はもっと少ない。”自分”の安全を最重要視するならば、でかいSUVのほうがいいのだろうか・・・なんて思ってしまった。

googleアドセンス

googleアドセンス

-Report, 試乗会でこんにちは!

執筆者:


comment

関連記事

“新しい乗り物!?” ミニE

日産リーフ試乗に登場したミニEを写真で紹介。 たとえば、この日の午前中に乗った同じくEVのミニEは、既存車両をEV化したゆえの物理的アンバランスが、ちょっとしたコク=ユニークな走り味を生んでいて、好き …

石油メーカーの地道な環境への取り組み 【前編】

走りながら環境対策につながる 「一般的にエンジン内部は、走れば走るほどカーボンが蓄積します。人間で例えるなら、血管につくコレステロールみたいなイメージでしょうか」と語ったのは、昭和シェル石油の中央研究 …

日産フェアレディZの市販車モデルが流出中?

今朝、インターネットを賑わせているのが、日産フェアレディZの市販車モデルです。自動車王国が気にしているのは、これが本当の流出写真なのか、日産の許可を得ているバズりのための“流出”演出か、です(笑)。だ …

no image

新型フォーカスに乗った

このクラスの基準を塗り替える とりあえず2Lモデルしか乗れなかったけど、驚きました。単刀直入に言えば”すっごい、いいクルマ”。欧州フォードって、これまでもツウ好みのいいクルマ造 …

ZFが提案する、温もりあるシートベルト?!

ZF社が面白いモノを発表していました。「ヒーテッド・シートベルト」です。“シートベルトの接地面なんてたかが知れている”と思うかもしれませんが、懐炉の威力を思い浮かべれば、シートヒーターと併せて冬の車内 …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー