フロントグリルは全プジョー車共通
プジョー407クーペの海外試乗と同じタイミングで用意されたのが、この307マイナーチェンジ仕様。アップするまでちょっと時間かかりましてスイマセン。さて、307のマイナーチェンジですが、最新のプジョートレンドにのっとって、例の大口を開けたフロントマスクに変更されたのが最大のポイント。フランクフルトショーで最初に見たときはちょっと違和感を覚えたが、こうして実物を屋外で見ると案外ハマっていると思えるのは、クーペのときと同じだ。
メカニズムで大きな変更点はない模様。2リッター16バルブエンジンが新しくなったのと、日本仕様で言えばCCS16用のエンジンが他グレードにも搭載されることになったのがニュース。現地ではほかにテンロクのディーゼルターボが目玉だった。
CCのエクステンドレザー仕様のインテリアがハッチ系にも用意されたのもニュース。日本仕様がどうなるかは未定だという。
スタイリングだけだからな(ちょっと言い過ぎかもしれないけど:笑)、と試乗車選びの段階でボーッとしていたら、S16のハッチバックしか残っていなかった。
407系と違って、こちらはちょっとネコアシを忘れたプジョーだ。初期の頃に比べるとだいぶマシにはなってきているものの、背の高さをユラリユラリと感じアシさばきもちょい雑に感じられる。それでも何とかファンなFFにもっていっているのはプジョーの意地だろうか。
もっとも、小さなFFの楽しさは、もはやヨーロッパ車の専売特許ではない。スズキスイフトやホンダシビックは相当に楽しいFF車に仕上がっているのだ。
307CCも、フロントマスクが大きくなったおかげで、でかいオシリとのバランスがとれたように思う。1台余っていたので、それに乗り換えてみたらディーゼルだった。ま、いっか。
さすがに407クーペのようにディーゼル”らしくない”、というわけにはいかない。特有の「ガラポンガラポン」は聞こえるし、振動もある。それでも一旦動き出せば、それほど気にはならないレベルだ。走りは至って力強く、ギアチェンジもひんぱんに行う必要がない。そうか、トルクフルなディーゼルが多いからマニュアルでちんたら乗ることもできるんだ。だったらオートマならもっとラクだろうけど。
ちなみに、このモデルからフルCANになった。後付けナビとかはしんどいと思われる。