CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

Report 試乗会でこんにちは!

人馬一体になってきたロードスター

投稿日:

乗るほどに変わった僕の評価
もうね、乗るたびにいいなって思ってきました。最初はハワイの街中中心だったから、それほど楽しいと思わなかったんです。オープンカーであることの基本の楽しさがない、みたいな。要するに、屋根がないことのリスクを、そこかでハラハラして楽しむような。フィアットバルケッタやアルファスパイダーにはそれ、ありますから。旧型2世代のロードスターにもね。危ういエッジなフィーリング。


新型にはそれがない。というか、えらくしっかりしていて、まるでクーペGTカーのよう。オープンにしていてもですよ!だから逆に、あまりいいなとは思わなかったんです。新しいのが嫌だって言ってるみたいで、なんかエセエンスーみたいだけれど・・・。
で、筑波で乗ってみて、こりゃ初代の現代版だと思い直し、そして今度は伊豆のワインディングを走って、こりゃ愉快痛快だわな、と新型ロードスターへの評価は変わっていきました。
さらに。オートマがビックリするほどイイんですねえ?。買うとしたら、本気で迷うかも。
こっそり聞いたんですけど、ロードスターってRX-8のプラットホームをベースにしているじゃないですか?当初、開発陣は断固拒否したらしいですよ、そんなんじゃ新しいロードスターは作れないって!でも、同じFRですから、会社的には使って欲しい(大幅なコスト削減につながりますから)。結局、プラットホームは同じだけど、個々のパーツはまるで違う、なんてことになったそうです。そして、それが新しいスポーツカーのスタンダードを生み出した、と。
いやあ、スポーツカーって、やっぱり造り手の身を削る熱意があってこそ、出来上がるもの。命を引き換え、も大げさじゃありません。だから、そうじゃないスポーツカーははっきり見分けがついてしまうのでしょう。
本物は確かに評価される。スポーツカーの世界には未だ正しいモノ造りが残っているのです。

googleアドセンス

googleアドセンス

-Report, 試乗会でこんにちは!

執筆者:


comment

関連記事

no image

VWパサートCC日本デビュー間近

「パサートCC登場!」と聞いて、多くの人は流行りのCC(クーぺ&カブリオレ)を思い浮かべたはず。 おお、ついにパサートまで採用したか、もう少し突っ込んで、ついに4ドアにもCCの時代か、なんて …

レース中に一般車両が侵入してくる、おぞましいサーキット?!

ブラジルのインテルラゴス・サーキットで危ないけど・・・、つい笑ってしまう出来事が立て続けに起こっているようです。 まず10月下旬、「メルセデス・ベンツ・チャレンジ・レース」開催中に一台のミニが突如サー …

no image

カタチも乗り味も新しい三菱アイ

動き出してスグに違いが感じられる リアミッドシップレイアウトってコンセプトは、実は’90年代にはあったそうな。サイズの小さな軽自動車の場合、前にエンジンがあるとどうしても前方の衝突安全性能 …

no image

アルファ159は世界基準に接近

大きくなって静かになって大人向け ずいぶん、大きくなりました。大人気を博した156シリーズの後継ですな。今から思うと156ってやっぱりいい形しているよね。大きさも日本ではちょうどよくて。改めて乗ると、 …

no image

悲願のディーゼル再導入、M・ベンツML350ブルーテック

欧州最新ディーゼルターボ車の実力のほどは、M・ベンツの”努力”もあって、徐々にではあるけれど日本でも認められつつある。長距離移動での驚異的な燃費のみならず、街乗りでも案外良かっ …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー