消費者からはSDGsへの取り組みが厳しく評価され、機関投資家はポートフォリオにおけるESG観点が求められ・・・、なんて皮肉はさておき、年々、排ガス規制が厳しくなっている自動車業界です。
つい最近では、イギリスが2030年までに内燃式エンジンのみを動力源とする自動車の販売を禁止する見込み、というニュースが飛び出しました。それほど、どの国もCO2排出量削減に本気なのです。
つまりは、今まで社会が頼りにしてきた石油からの脱却で『ザ・グレート・リセット』の一環なのかもしれません。脱石油により新たな産業育成、新たな公共投資で、世界経済の活性化と地球環境の保全の両立を図ろうとしているのでしょう。
そんななか、CAR&DRIVERがランボルギーニの技術開発部門トップ、 マウリツィオ・レッジアーニに次期アヴェンタドールについて取材をしていました。といのもアヴェンタドール、もうデビューから10年が経とうとしているロングセラー。次はやっぱりターボ化で小排気量?という質問を投げかけているのです。
すると回答は以下の通りでした:
1.12気筒エンジンはランボルギーニ誕生時からの物語
2.NAエンジンは技術力の結晶
ということで、次期アヴェンタドール(名前は変わるでしょうが)は12気筒NAエンジンを捨てないそうです。ただし、低燃費化とCO2排出量削減、そして、低速トルクを補うために電気モーターをフロントに搭載し、ハイブリッド化するんですって。
そして、新型VWゴルフが謳うように、「トルクベクタリングでハンドリング性能を向上させる」とも言及していました。
電気モーターを用いたトルクベクタリング、ボーグワーナーが2013年にこの仕組みを発表していましたねぇ。 モーターショーで部品メーカーって地味な存在ですが、やっぱりチェックは欠かせません!
ちなみにトルクベクタリング・・・、電気モーターではなかったですが、三菱なんて20年前からランサー・エボリューションでアクティブ・ヨー・コントロールという名称で採用していましたね(「コーナリング中、アクセル抜くなよ」って偉い評論家センセイに言われて命拾いした覚えがあります・・・。踏み続けるとタイヤの限界を超えない限りは曲がれるw)。
もとい。
12気筒NAエンジンを存続させる、というランボルギーニの決断にはエールを送りたいです!私は・・・、密かに・・・、中古車で・・・、12気筒モデルを・・・、久しぶりに・・・、物色中です・・・。かつて・・・、12気筒モデルに・・・、乗っていたときは・・・、渋滞中に・・・、2.4㎞/lという・・・、記録を樹立して・・・、アクセルひと踏み500円くらいかなぁ・・・、なんて冷静に思っていました・・・。