1966年に作られたVWビートルのTVコマーシャルが話題を呼んでいます。ちょうど1500ccモデルが投入された時期で、1300ccモデルと並んで登場しています。まぁ、とにかくご覧になってください。
っで、注目は・・・、BGMとして使われているジャズなんです。聞いたことある、という方は凄いです・・・、かなりのユダヤ通と思われます。「HAVA NAGILA」というユダヤ人が必ずめでたい席で歌う民謡なんです。曲名は日本語で「喜ぼう、喜べ」の意味します。2006年、「KEEPING UP WITH THE STEINS」(日本未公開?)という映画のなかでは、あのニール・ダイヤモンドが歌っています。
“まぁ、そんなこともあるでしょう”と思われる方が多いことでしょう。でもねっ、VWビートルには一応、暗い過去もあるわけでして・・・。フェルディナント・ポルシェ博士が作ったとされるビートルなんですが、最近はユダヤ人ジャーナリスト/エンジニア、ヨーゼフ・ガンツがコンセプトを作り上げた説も登場しているんです。その歴史がナチスによって書き換えられた、と・・・。
いやいや、なかなかディープなんですわ、ビートルの祖先話。ワタシがネット上で調べられるかぎり頑張ってみたところでは、どーやらコンセプト自体はヨーゼフ・ガンツで、それを改良していったのがフェルディナント・ポルシェ・・・、のように感じられます。詳しくはこんな本もあるようです。
っで、深読みすればですねぇ・・・、このテレビコマーシャルに「HAVA NAGILA」がBGMとして使われたのは、ヨーゼフ・ガンツへのトリビュートの意味合いが込められていたのではないか、と噂になっています。
「HAVA NAGILA」気になりません?歌詞はこんな具合です。ちなみに、どんな曲でもいいから、私は外国人と親しくなるために歌を覚えるようにしています。歌詞は完璧ではなくても、メロディラインくらいは知っておけば・・・、と心がけています。