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ドイツの中古車サイト、mobile.deを覗いていたら、まぁ、珍しいベントレー・アルナージ・シューティングブレイクに遭遇しました。
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アルナージ・シューティングブレイクを手掛けたのはアメリカの「フォン・ゲナッディ・デザイン」が発表したものでした。現在、このドメインは中国のサイトになっているので、もうなくなってしまったんでしょうか?
やっぱりシューティングブレイクはメーカー純正よりも、お金持ちが有り余る予算を使ってカロッツェリアに発注するほうが“王道”でしょう!とはいえ、なかなかオーダーが入らないからコーチビルダーは長続きしないのかもしれません。
かくいう、フォン・ゲナッディ・デザインが手掛けたアルナージ・シューティングブレイク、Google検索でパッと見るかぎり、今回ご紹介するものと、白い車両の2台しか見当たりません。
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白いアルナージ・シューティングブレイクは、スライド式のウッドデッキ付き!そういえば、この頃、コンセプトカーで多く見られましたねぇ。サーブ9-Xなんかも、こんなものを搭載していましたね。ボディサイドのウッドパネル、最近は見かけなくなりました。
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っで、販売中のアルナージ・シューティングブレイク・・・、車両詳細はなかなか読み応えがありました。イタリアのとある起業家の相続人が新車を発注し、スキーリゾートでの使用をするためにシューティングブレイクにすることにフォン・ゲナッディ・デザインに車両を送り込んだそうです。ただ、メーターパネルがアメリカ仕様なので、このイタリア人富裕層、アメリカで車両を購入したっぽいですね。
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そして・・・、スキーリゾートでの使用が前提ですから、シューティングブレイクになっただけでなく、キャデラック・エスカレードのAWDシステムを移植しているんです。AWDシステムが移植されているからには、4速ATもエスカレード譲りです。また、サンルーフもWebasto製のものが取り付けられています。
内装の仕上がりがイマイチだったので、ピニンファリーナに送り込んで仕上げたそうですが・・・、どの部分をピニンファリーナが手掛けたのか不明です。もしかしたら、荷室部分かなぁ・・・、と思ったのですがmobile.deには荷室写真がありませんでした。そこで検索してみると、My Garageというサイトに同車の荷室写真がありました。
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開口部は綺麗にできていますが、リアのサイドウィンドウ窓枠部分は・・・w
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荷室は広大ですね。
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サンルーフもデカいですねぇ。なお、シューティングブレイクに仕上げた費用は合計90万ドルにもおよぶとか・・・。超絶富裕層にしか許されないカスタムオーダーならではの高額ぶり、素敵ですよねぇ。15 年間で 4 万キロ弱を走行し、ミュンヘンとサンモリッツのベントレー ディーラーによって整備されてきた個体だそうです。
そんなアルナージ・シューティングブレイク、12万9000ユーロで販売されています。世界で唯一の4WDアルナージ・シューティングブレイク、安いとみるか高いとみるか、貴方の懐次第です!