BMWはどんどんキドニーグリルを大きくしています。行きつく先はもう、ボディ全部がキドニーグリル、なーんて冗談まで飛び交うほどです。
ただ、無意味にキドニーグリルを大きくしているのではない、と反論したいかのようにBMWがM3とM4で採用されている、冷却システムについて解説するビデオを公開しました。
青い部分がラジエーターでストーンガード付き、緑の部分がトランスミッション・クーラー(MTモデルには装着されません)、黄色い部分が車間距離を測るレーダー、赤い部分がブレーキ冷却用エアインレット、です。
フロントバンパーを取り外すと両脇にはクーラント・クーラー、ブレーキ冷却用のエアインレットが用意されています。
そして、フロントバンパー下には水平にエンジンオイル・クーラーを設置。エンジンオイル・クーラーの車両前方方向には“衝立”を設置することで、負圧を発生させるんですって。
最近のターボエンジンはいかに最高出力を上げるか、ではなく、いかに冷却するか、がキモだとよく車両発表会でも謳われます。というわけで、やみくもにキドニーグリルを大きくしたのではない、と暗に謳っているかのような動画でした(笑)。
まぁ、真面目な話、ラジエーター部分をキドニーグリルにして、トランスミッション・クーラー部分を大型エアインレット、というデザインをすることもできたはずです。でも、そうすると、先代モデルと変わり映えしません。
いずれ見慣れるんでしょうねぇ・・・、知らんけど。