CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

Editor's Voice News Clip Report へぇ 時事暴論

完璧なレストアはしない、ランボルギーニ・ポロ・ストリコ?!

投稿日:

CNA LUXUARYというサイトに不思議な記事がありました。タイトルの通り、ランボルギーニのレストア部門である「ポロ・ストリコ」率いる、パオロ・ガブリエッリが「オリジナルにこだわる=新車出荷時を重んじる」旨の発言を強調したものなのです。つまり、完璧だとオリジナリティを失う、と・・・。

まぁ、分からんでもないんですよね、ポロ・ストリコに入庫する車両は機械生産ではなく、手作業で組み立てられた時代のものばかりですから。ボディパネルは木型を使って手で叩いて作られていましたから理屈上、同じものは存在しなかったのです。

また、オーナーズマニュアルのミスプリントや誤った文法も、再出版する際は、あえてオリジナルにこだわり修正しないそうです。これはなんとなく理解できるんですが、ボディやメカニカルな面でのリフレッシュは完璧であって欲しいと思いますがねぇ・・・、特に約18か月の時間と概ね5000万円と言われている出費を強いられるのですから。

いずれにせよ、巷のショップでレストアするのと、ランボルギーニ社でレストアするのではスタンスも違えば、車両に与える付加価値も変わる、ということなのでしょう。つまり、ランボルギーニ社ではオリジナルの“ヒューマン・タッチ”を重んじる、と・・・。自動車王国は常に穿ったスタンスなので・・・、「クレーム防止」に聞こえたことを率直に申し上げたく存じます(笑)。

そして、最近はニスモがスカイラインGT-R(R32、R33、R34)のリフレッシュプランを発表したり、マツダがRX-7のパーツを再販売を発表したり、と自動車メーカーが過去のクルマと向き合うようになっていることは喜ばしいことですね。

と同時に、ホンダがずっと昔から提供しているNSXリフレッシュプランの凄さを、もっと賞賛すべきだな、と思う今日この頃です。何と言ってもホンダほどの大量生産メーカー(ランボルギーニと比べたら)が、このようなプランを用意することはほぼ奇跡です・・・。

それにしても、この動画からホンダの実直さは伝わるものの・・・、ランボルギーニのようなカッコ良さは皆無ですねぇ(笑)。

googleアドセンス

googleアドセンス

-Editor's Voice, News Clip, Report, へぇ, 時事暴論
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

執筆者:

関連記事

ドライブレコーダーが記録する様々な出来事

アメリカ・カリフォルニア州北部、Calaveras Rdという場所での出来事です。 気持ち良さげに走っているマツダアクセラ(白いボディ)の目の前に、BMW335iが。 ワインディングロードで、先行車両 …

no image

モダンタイムスに引き続き・・・

昨年、自動車王国では「モダンタイムス」と称して、ルノー・トゥインゴの面白CMをご紹介しました。 クールで際どく面白いテレビCMは、制作者のセンス、発注主の許容が求められます(笑)。 でも、あまりに際ど …

アウディR8GTのスポーツモード選択方法

去る5月、自動車王国でアウディR8GT登場のニュースをお届けしました。 アメリカでの販売価格が決定しました。V10モデルの4万ドルアップでした。 日本も似たような割合で値付けされるとすると・・・、24 …

no image

ランボルギーニから1000台限定

右側のノブは・・・、カーボン(?)シフトノブ。 エスプレッソマシンの中心部には、誇らしげにRAGING BULLが鎮座している。 どこからどう見ても・・・、ランボルギーニだ! 世界最速でエスプレッソが …

ドイツで「テスタロッサ」の商標否定!?

クルマ好きの皆さんが「テスタロッサ」と聞けば、思い浮かべるのはフェラーリのテスタロッサですよね?そんなテスタロッサの商標をめぐって、ドイツで面白い判決が出た、とドイツのSPIEGELが報じています。 …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー

S