2008年、パリサロンに姿を現したコンセプトカーが、「シトロエンGT」です。
シトロエン、ゲーム「グランツーリスモ」(ポリフォニー・デジタル社)、そして、
i.マテリアライズの3社での共同製作でした。一応、燃料電池車というコンセプトでしたが、
実際に生産されたものはV8エンジンを搭載していました。
数台を限定販売するという噂もありましたが、まだ噂のままですねぇ・・・。
そんなシトロエンGT、開発秘話のエンバーゴが最近、解かれたようなんです。
っで、何を今さら取り上げるのか、と聞かれれば・・・、内装です。
金属の塊から削り出した雰囲気を出すことが、シトロエンから求められたんです。
そこで腕を見せたのが、3Dプリント・サービス会社のi.マテリアライズです。
はい、シトロエンGTの内装、実はプリンターが生み出した世界だったんです。
コンセプトカーでは珍しいことではないようですが、世界最大の3Dプリンター、
「マンモス・ステレオ・リトグラフィ・マシン」で”印刷”されたそうです。
長さ2mくらいなら対応できるそうですよ。
フレーム以外、紫、ブルー、赤、緑で色付けされた部分、すべて印刷物です。
バーチャルの世界でデザインされたものが、そのまま製品化される時代なんですね。
コンセプトカーの裏側、なかなか公開されない情報なんで取り上げてみました。
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Our View
I.materialise is 3D printing company that has been involved in releasing concept
cars for various automobile manufacturers. For years, they weren’t allowed to talk
about any of their creations. But this time is different.
First unveiled in 2008 at the Paris Motor Show, the Citroën GT is a concept car
co-developed with Polyphony Digital, the studio behind Gran Turismo, and
i.materialise, who did the 3D printing. An extremely limited production number of
six cars was to be released, but as of 2011, they have not surfaced.
Since enough time has passed between the concept car’s debut, i.materialise is
finally now able to show how it created this concept car. According to the company’s
blog, “Interior parts, bumpers, dashboards and many other parts are 3D printed. The
rest of the car is completely made by hand.” For most of the Citroën GT, most of the
cabin’s interior was made by i.materialise.
The parts for the Citroën GT were printed on the world’s largest 3D printer,
a Mammoth stereolithography machine, which is able to print 3D objects of
2 meters or more in length.
To read i.materialise’s blog, click here.