Wall Street Journalが気になる記事を掲載していました。
環境車市場計画にまつわる法律の草案が提出されているそうなんですが、中身が強烈です。
電気自動車を中国で生産する海外の自動車メーカーは、中国メーカーとのJVが必須。
株式は進出する側が49%、残りは中国メーカーと定められています。
怖いのは、ここからです。
電気自動車/ハイブリッド車の主要部品「モーター」、「バッテリー」、「制御システム」は、
中国国内の知的財産権を使用すること、、です。つまり、進出する海外メーカーは、
根幹技術の開示、および中国企業へライセンス供与を余儀なくされるんです。
早い話・・・、主要技術を盗まれる危険性が極めて高い、ということです。
2020年までには、中国が世界の電気/ハイブリッド車を牛耳ろうというプランもあるほどです。
ぶっちゃけ、今からではガソリン車では追いつけないし・・・、電気のほうが容易
今以上の国民が自動車に乗る時代、ガソリン消費量削減、ひいては環境対策にも貢献します。
っで、海外メーカーにとっても、コスト面でこれら環境車の中国国内生産は不可避です。
進出したい海外メーカー、根幹技術を欲しい中国、戦いが静かに始まっています。
供給側と需要側のせめぎ合い・・・、こんな交渉してくること自体、凄いです・・・。
香港人が中国返還を機に多くの富裕層がカナダ、オーストラリアに移住したのも頷けますね。
中国の環境車市場計画の怖さを知るべし
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執筆者:koganemushi