アメリカでレクサスHS250hの販売が中止されたそうです。
HS250h再びリコール!なんてちょっとセンセーショナルに取り上げている報道各社があるなか、
冷静にレクサスのプレスリリースを読んでみると、なんか違和感を覚えます。
米運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)のリア追突実験(約80km/h)の一環で、
車体を90度に振るんですって。その際、基準値を上回る燃料漏れがあったというんです。
(どこの報道各社もこの90度回転させるって話には触れていませんねぇ・・・、なぜでしょ?)
そんな基準値が設けられていることにもビックリしましたけど開発段階でテストしているので、
NHTSAによる指摘はトヨタにとっては寝耳に水なわけです。
当然、クリアしないとアメリカへの輸出も、販売もできない筈ですからねぇ・・・。
昨今のトヨタ車リコール問題で当局から目がつけられているので、トヨタ側の動きは俊敏です。
即座に「リコールします!」と発表し、車両の販売を停止したんです。
ただ、現段階ではNHTSAが指摘する燃料漏れを再現できていないようです。
リコール、リコールってセンセーショナルに報道されていますけど、
トヨタ側の燃料タンク設計ミスなのか、NHTSA側の実験ミスなのか、って話です。
余談ですけど、GMは部品メーカーとの契約条項に「リコール時の費用折半」を盛り込むようです。
どこまでの範囲をリコール費用として捉えるのかブラックボックス的要素があり、
部品メーカーは戦々恐々としているそうです。トヨタもこれだけリコールが続くと、
同様の動きをするかもしれませんねぇ。
レクサスHS250hリコール報道に物申す
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執筆者:koganemushi