CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

Report 試乗会でこんにちは!

3代目トヨタプリウス間もなく登場

投稿日:

プロトタイプモデルを試乗してきた

ハイブリッドカーのシステム論や是非論はここでは言いたいけど、言わない。欲しい人が沢山いそう。ならば、正直な感想だけまず述べておきましょう。


というわけで、新しいプリウスのプロトタイプ。まずはフツウに走っても相当に燃費が良さそう。富士スピードウェイの中をのんびり走っただけなので実用燃費がいかほどのものか想像するしかないのだけれど、ちょっと気をつけて走るだけで20km/l台後半は楽勝だし、ぞんざいに扱っても20km/lは軽い。上手く走れば40km/lも夢じゃないなんて、まあ凄いわね。それでいて、このサイズ、このユーティリティ、でしょう?その技術力と実現力の高さに、まずは脱帽です。
でっかくなったのが残念な気もしましたが、現行モデルも続けて売るらしいし、ミニバンに慣れた世代のダウンサイジングだと思えばぎりぎり許せる大きさだし、何よりハイブリッドカーだからって堂々と気持ちのいい存在感をもっているということは、市井の多くの人の気を引くことは間違いない。写真で見るよりも格好いい。
インテリアは、例えばレクサスRX同様に、少々ぶっ飛ばし気味。それでも新しいクルマに乗っているという気にさせる演出のひとつと思えば理解できる。このあたりは好き嫌いの範疇で、使い勝手にそれほど影響はないから、ぜひ自分の目で実物をみて判断されたい。質感レベルは、ほどほど。決していいとは言えない。
もっとどんくさい走りを予想していたのだけれど、予想に反して、かなりいい感じのライドフィールだ。さりげない重厚感があって、街乗りをたらりたらりと走るのには適している。正にそう乗って燃費を稼ぐクルマだから、この味付けは正解かも。
そして、もっと驚いたのがミニサーキット。これがなかなかマトモに攻めてこんで走れてしまう。プリウスでサーキットなど自己矛盾も甚だしいが、そうできるということを知っておくことはユーザーには大事。クルマとしてマトモであるということは、ユーザーの自尊心を大いに満足させることだろう。
こんなに良くできたクルマ、しかもハイブリッドカーを200万円ちょいで売リ出す(らしい)トヨタ。恐ろしいメーカーです。

googleアドセンス

googleアドセンス

-Report, 試乗会でこんにちは!

執筆者:


comment

関連記事

no image

ザフィーラの燃料電池車に乗った

水素で走る環境に優しいクルマ開発中 新型ザフィーラの試乗は前回お届けしたとおりですが、試乗会では旧型ザフィーラベースの燃料電池車、ハイドロジェン3に同乗試乗させてもらいました。

no image

悲願のディーゼル再導入、M・ベンツML350ブルーテック

欧州最新ディーゼルターボ車の実力のほどは、M・ベンツの”努力”もあって、徐々にではあるけれど日本でも認められつつある。長距離移動での驚異的な燃費のみならず、街乗りでも案外良かっ …

no image

新型MLはオフローダー Part1

M・ベンツらしさも得た実力派 オフの王者Gクラスと違って、オンロード志向の強いSUVとして生まれたはずのMクラス。前作は、最後の方は良かったけれど、どうしてもトラックくささの抜け切らぬ、あかぬけないオ …

ロールスロイスはフェラーリより人気?!

Bloombergが2014年5月から2017年5月までにBillboard HOT 100のチャート上位20にランクインした曲から、歌詞に用いられているブランド名(商品名含む)を調べ上げたそうです。 …

no image

アウディR8のV10モデルに乗った

ジキルとハイドのような二面性をもったスーパーカー 思い起こせば’03年の東京モーターショーにコンセプトカー、「アウディルマンクワトロ」がやってきたときのこと。そのクルマは、フルLEDヘッド …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー