CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

Report 試乗会でこんにちは!

ヒュンダイグレンジャーに乗った

投稿日:

アジアンテイストは欧米向けか?

最近、韓国では自国の新型車が日本車に似すぎだという批判などが相次いでいるみたいですね。爆発的に売れている新型サンタフェ(インフィニティFXに似ていると言われている)を筆頭に”もう少し韓国車らしいオリジナリティがあってもいいんじゃない”、ということらしい。


まぁお手本の日本車だってかつては真似モノが多かったわけで、そう目くじらたてる必要もない気がしますが、日本市場で売るとなるとそりゃ問題でしょう、やっぱり。似ているが安い、だけじゃ、うーん、買いませんわね、ふつう。
さて、グレンジャーです。
秘密戦隊みたいな名前もどうかなと思いますが、やっぱり何となく日本車に似ていますわな、カタチ。顔はトヨタ系だし、お尻はホンダ系。まあ、リアフェンダーがもっこりしているのはちょっと新しいですけど、それ以外にとりたてて目の肥えた日本人ユーザーを惹きつけるポイントはありません。
でも、きっとね、こういうの、アジアスタイルってことなんじゃないですか。欧米では案外、ウケるんでしょう。XGの後継車です。だから、写真で見るよりけっこうデカい。エンジンはV6の3.3L。全長4.9m級のV6セダンが299万円と聞けば、ちょいとお買い得な気もするんですけど、日産ティアナやトヨタウィンダムあたりを値引きしてもらって買った方が、いろいろラクな気もします。元も子もないんですけどね、そう言っちゃ。
エンジンは元気いいです。音も悪くないし、パワーも十分。けっこうイケてます。直進安定性はなかなかで、きっと速度リミッターもないでしょうから、意地悪な国産車を振り切ることは可能でしょう(笑)。
けど、それ以外に”凄い”ところがない。つまり、グレンジャーじゃなきゃダメだというポイントがないんですね。これはしんどい。
逆に、欠点は散見されます。1つはアシ。17インチタイヤを履きこなせていなくて、とにかく一般路でバタバタと落ち着きがない。なんとなく前が重い気にさせるのも、いまどき古いなあ。10年前の国産FF車という感じ。あと、インテリアのチリ合わせだとか、NVH性能とか・・・。課題はまだまだ多いというべきですね。

googleアドセンス

googleアドセンス

-Report, 試乗会でこんにちは!

執筆者:


comment

関連記事

no image

クルマの評価軸を変えるトヨタプリウス

徹底進化版の3代目は10・15モード燃費38km/l 初代誕生から実に12年。トヨタのハイブリッドカー戦略がようやく大輪の華となった。この原稿を書いている時点(5月末)で注文しても納車は5ヶ月後。自動 …

no image

ベルタは優れたリッターカー

ほのぼのさせてくれる癒し系 つまりはヴィッツ4ドアセダン、です、ベルタ。けれども、旧型にあたるプラッツとは違って、かっこいい。それもそのはず、中身が同じってだけで、内外装は完全に専用設計。ホイールベー …

no image

トヨタパッソセッテは低価格ファミリィカー

安いのはいいことだが、やや難アリの気配も否めない ダイハツで開発・生産され、トヨタにOEM供給される7シーターのコンパクトカー。ダイハツブランドではブーンルミナスとして販売されている。車名からも分かる …

ユナイテッド航空の接続便はジャガーI-PACEで移動!?

ユナイテッド航空のマイレージプラスプレミア会員向けに、新しいサービスが提供されるようです。接続便で面倒なゲート間の移動を徒歩ではなく、空港敷地内をジャガーのEV、I-PACEで送迎してくれるんですって …

充電不要のテスラモデルSを目指して・・・

「電気自動車でネックなのは充電することである」 哲学的に聞こえるかもしれませんが、純粋にこう思ったYouTuberがテスラ・モデルSを魔改造したようです。なんとなんと・・・、リアハッチ部分を改造して最 …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー