CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

Report 試乗会でこんにちは!

カウンタックの理想形、ムルシエラゴLP640

投稿日:

どこまでも非日常をもたらしてくれるスペシャルな存在

スーパーカーブーム時代の雄、ランボルギーニカウンタックの子孫であり、理想型とも言えるのがこのムルシエラゴLP640。V型12気筒エンジンをドライバーのすぐ後ろに置き、それはボディサイズのほぼ半分をしめるほどの巨大さ。LPは、カウンタック時代に使っていた呼称で、エンジン縦置きミッドシップを意味している。数字は排気量ではなく、パワーを表している。


パッケージングの基本コンセプトは、スイングタイプドアとともに、カウンタックのそれとほぼ同じと考えていい。その莫大なパワーを確実に路面へと伝えるため、ディアブロ以来のVT(4WD)システムを搭載するが、これも実はカウンタック時代に開発エンジニアが”理想”として掲げていたものだった。スタイリングは基本的にディアブロを進化させたパッケージだから、基本的なシルエットはそのモダン版。ムルシエラゴそのものは、アウディ傘下となって初のランボルギーニだが、LP640へのマイナーチェンジによって外装のディテールが一層アグレッシブになり、猛牛ブランドのフラッグシップにふさわしいオーラを放つに至った。ロードスターモデルの用意もある。
巨大なV12気筒を縦置きにするというメカニズムパッケージありき、のクルマゆえ、居住スペースも、決して狭くはないが最小限で、装備類もそれほど凝ってはいない。コクピット周りにしても、デザインやマテリアルはともかく、装備や機能に関しては走りに必要なものだけを選んで備えたという印象が強い。結局のところ、ムルシエラゴの身力はと言えば、実にランボルギーニらしいスタイリングと、伝統のV12エンジンの放つ爆発的なパワーの2つということなのだろう。
もちろん、いかにランボルギーニといえども、いつまでも硬派なスーパーカーではいられない。ご多分に漏れず、2ペダルセミATのeギアシステムもオプションで選ぶことができる。カウンタックやディアブロほどでないにせよ、それなりに独特な乗り味をもつクルマだから、マニュアルギアシフトをしないことで1つの操作から解放されることの意味はかなり大きい。ずばり、誰だって運転できる12発のランボである。オーバー3000万円級の超高級スポーツカーゆえ、内外装の仕立てに関しては、かなりの自由がきく。高級ラグジュアリーブランドと同様に、カラーコーディネートのフルオーダーも可能。特に内装に関しては、そのマテリアルから豊富な選択肢が用意されている。
2ペダルを選べば、動かすことそのものはラク。4WDとeギアの組み合わせの場合、微速域での取り回しに若干のぎこちなさが出るが、走り出してしまえば苦労はない。それよりも、独特の視界と車両感覚に慣れが必要だろう。”速さ”に関しては、文句ナシ。しかも、ムルシエラゴでなければ味わえない世界がプラスαされている。地面を這うようなドラポジ、それと速さゆえ路面に潜り込むかのような加速フィール、背中で奏でられる重厚でメカニカルなエンジンフィール、そして周囲の視線。安楽なスポーツカーが増えてきた今、2ペダルが選べるようになったとはいえ、まだまだ硬派なスーパーカーとして天下無比の存在だ。

googleアドセンス

googleアドセンス

-Report, 試乗会でこんにちは!

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

新型フォーカスに乗った

このクラスの基準を塗り替える とりあえず2Lモデルしか乗れなかったけど、驚きました。単刀直入に言えば”すっごい、いいクルマ”。欧州フォードって、これまでもツウ好みのいいクルマ造 …

no image

フルモデルチェンジしたザフィーラ

ドイツ製3列シートワゴンの実力 ザフィーラといえば、ヨーロッパ車初のコンパクト7シーターミニバン。99年に本国デビューを果たした初代モデルは、その”ミニバンらしからぬ”走りの確 …

ほぼ新車のマクラーレンF1販売中!

新車が納車されてから乗らない、なんて・・・、まったくもって想像できません。それが新車時価格1億円だったマクラーレンF1だったら、なおさら想像できません。私なら嬉しくて乗り倒してしまうと思います。でも、 …

no image

コンパクトSUV界に殴りこむM・ベンツGLK

SUVスタイルが好きな人には理想的な乗用車 M・ベンツにとってはGクラス、GLクラス、Mクラス、Rクラスに次ぐ5つ目のSUV/クロスオーバーモデル、GLKクラス。Kとはドイツ語のコンパクトの頭文字だ。 …

カーボンサブフレームは量産化されるか?

2010年にはZF社のカーボンマクファーソンストラット、2013年にはZF社とLevant Power社(現在、Clear Motion社)が共同開発した回生サスペンション・・・、管理人はメカに弱いの …

FaceBook

Instagram

アーカイブ

カテゴリー