7月初旬には、イタリアで“ドライブ”。ええやろ。新型フィアット500をテストドライブした翌日、1日だけ休みをとって、同業の河口まなぶ君と一緒にというオトコ2人ってのがなんかイマイチやけど、トリノからバルバレスコ村を目指した。ちょっと暑かったけれど、初夏の日差しをたんまり浴びて、ボクらはご機嫌。アルファスパイダーに乗って行ったから、トップを開けないわけにはいくまい、ということで。周りからは絶対、ホモに見られたやろね。
バルバレスコ村は、イタリアでも有数のワイン生産地。ネッビオーロというぶどうを使った赤ワインが、バローロと並んで有名だ。GAJAなんてラベルを見たことがある人も多いんとちゃう?
小さな小さな村の中心部、奥まったところに、大好きなレストランがある。
新鮮なバターとサルビアの葉だけをあしらった手打パスタがベラボーに旨かった。
コシヒカリを醤油と海苔でいただくようなもんなのだね、きっと。
帰りがけに、何年も前から大ファンのワイナリーに立ち寄る。
へんこなロアーニャおやじは、髪の毛がさらにぼーぼーになって、一層仙人風になっていた。何年か前、主が不在で奥方と話をしたとき、トリノで勉強している息子のことが話題になった。雰囲気的には、家業を継いでくれそうにないし、なんていう、コノ手の仕事にはつきもののグチだったように覚えている。
こたびボクらの応対をしてくれたのは、その息子だった。ちょっと嬉しかった。頑張れ、LUCA!