以前、自動車王国でも報じたんですが、マイバッハ52Sをあえてクーペにした、Xenatecというチューナーがいました。そもそもマイバッハを購入できるだけでもリッチなのに・・・、さらにスペシャルなものを求める人、ちょっとはいたようです。ええ、日本人でも購入された方、いらっしゃいましたよ・・・、逮捕されてしまいましたが、詐欺で。
庶民との差別化に飽き足らず、富裕層のなかでも差別化を図ろうとする、飽くなき差別化の追求ですねっ! Xenatecでは100台の生産を目論んでいたようですが、あえなく倒産に追い込まれてしまいました。
巨漢高級4ドアセダンをあえてクーペ仕立てにする、という方程式、ある程度は成功しているんですけどねぇ・・・。例えば、M・ベンツSクラスクーペ、ロールスロイス・レイス、ベントレー・コンチネンタルGTなど・・・、いずれもセダンをベースにした派生商品ですもんね。
最近、ずっと出ては消える噂がベントレーのフラッグシップセダン、ミュルザンヌをベースにしたクーペの投入話です。でも、まだ実現に至っていません。それを聞きつけて・・・、かどうかは知りませんが、mcchip-dkrというドイツのチューナーが4月からミュルザンヌ・クーペを作っているんですって。
ちなみにmcchip-dkrはその名の通り、コンピューターチップのチューニングをメインにしているチューナーです。よって、このミュルザンヌ・クーペにはチップチューニングも施され最高出力は600ps(+88ps)、最大トルク1200Nm(+180Nm)、最高速296km/h(変わらず)となる見込みだそうです。
もっと写真をご覧になるには、mcchip-dkrのホームページをご覧ください。いやはや、完成が待ち遠しい一台です。Xenatecの二の舞いにならないことも願うばかりです、はい・・・。