ほのぼのさせてくれる癒し系
つまりはヴィッツ4ドアセダン、です、ベルタ。けれども、旧型にあたるプラッツとは違って、かっこいい。それもそのはず、中身が同じってだけで、内外装は完全に専用設計。ホイールベースを長くして、車高を抑えて、コンパクトカーとは思えないパッケージングを実現して・・・。
その効果はまず、走りに出ています。ヴィッツよりも俄然、落ち着いた印象。安心感があるというか、ほのぼのと乗れるというか。重心高が低くなっていますからね。4WDはいっそう、しっとり。
こういうクルマで向えに来て欲しいな、と思わせますね。カミサンに、駅まで。ボクが疲れたサラリーマンだったとしたら。ヴィッツやラクティスよりも、”帰ってきたぞー、ほっ”てな感じがして。
走りをどーのこーの言うべきクルマじゃないですが、1Lモデルはやっぱりうるさい。燃費重視のプログラミングなのでしょう、がらぽんがらぽんとうるさい。停止する直前にも身震い1つ。求めるとキリがないし、高級車じゃないんだからある程度は目をつぶるべきですが、今となっては貴重なリッターカーゆえ、そのへんはなんとかして欲しいな、と。
1.3Lモデルは問題ないです。加速、振動、クルージング。高速も100km/h巡航はラクショウだし、安定感もある。でも、すごいな。リア席の足元はカローラよりも広いでしょう?前後シート間長900mmを越えると、広いなって感じますから。トランクに至っては、カローラどころかマークXよりも広い!もうね、十分じゃないですか、こういうクルマが1台あれば、なんて言っちゃいけませんな、自動車趣味ライターとしては。
ちなみにベルタ、日本のあとはアメリカ、アジア、オセアニアで売るんだそうです。