CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

Report 試乗会でこんにちは!

新型MLはオフローダー Part1

投稿日:

M・ベンツらしさも得た実力派

オフの王者Gクラスと違って、オンロード志向の強いSUVとして生まれたはずのMクラス。前作は、最後の方は良かったけれど、どうしてもトラックくささの抜け切らぬ、あかぬけないオンロードSUVでした。もっさりしたハンドリングなんかは、個人的には個性だと思っていましたけどね(笑)。BMWのX5とかと比べられた日には、太刀打ちできません。これがM・ベンツ??と思った方も多かったはず。


もうそんな心配はいりません。2代目、見紛うことなくM・ベンツです。めいっぱい、フルフル、120%。特に高速道路。ML500をテストコースで試しましたが、180km/hとかでもへっちゃら(でしょう)。ぜーんぜん恐くない。その圧倒的な安心感たるや、M・ベンツそのもの。びっくりしました、これほどまでとは。
スタイリングは見ての通り、Mらしらを残しつつも、新型Sクラスにも見られるような最新M・ベンツトレンドをブレンドしたもの。VWトゥアレグのようなプレーンな押し出しの強さはありませんが、M・ベンツらしいいかつさはありますね。特にスポーツパッケージのグリル・・・速そうだ(笑)。
タウンスピードでのねちっこい走りもM・ベンツ。デカいけど取りまわしがいいので扱いはよいなんてところもM・ベンツ。すぐに体になじんで、方向転換なんかも初乗りでするするできてしまうのもM・ベンツ。悔しいけど、出来の良さを感じさせるM・ベンツ。
ただ、BMW7シリーズにも採用されているステアリングコラムからニョキっと生えた電子セレクターレバーは、慣れが必要。といっても、まあ、1日も掛からないけれど。ウィンカーレバーと今更間違う人もそういますまい・・・。
オンロードの実力もさることながら、磨きが掛かったという点ではオフロード性能の向上も見逃せません。仕組みはまるで違うけれど、同じグループのグランドチェロキーも顔負けのオフローダーです。
特にML500に用意されている42万円のオフロードパッケージ仕様。数々の電子デバイスとともに、エアマチックサスを導入しました。3段階でマックス110mmも車高を高くできますから、日本でやっちゃいけませんが、川渡りなんかもラク。しかも高速走行時には車高が下がって安定させる機能もついています。
ムービーは、ダイムラー・クライスラー・ジャパンの広報マンが運転するMクラスです。いやぁ、自分で運転するのもスリリングですが、周りで見るのもスリリングなダートコースです。Mクラスの性能の凄さがお分かりいただけるでしょう。
次回も、この続きを!

googleアドセンス

googleアドセンス

-Report, 試乗会でこんにちは!

執筆者:


comment

関連記事

no image

VWパサートCC日本デビュー間近

「パサートCC登場!」と聞いて、多くの人は流行りのCC(クーぺ&カブリオレ)を思い浮かべたはず。 おお、ついにパサートまで採用したか、もう少し突っ込んで、ついに4ドアにもCCの時代か、なんて …

ZFが提案する、温もりあるシートベルト?!

ZF社が面白いモノを発表していました。「ヒーテッド・シートベルト」です。“シートベルトの接地面なんてたかが知れている”と思うかもしれませんが、懐炉の威力を思い浮かべれば、シートヒーターと併せて冬の車内 …

no image

新型トヨタIQは本気のシティコミューター

チョロQを実車化したかのような走りは、新しい まるで自動車主要メカニズムの”知恵の輪”のようなクルマだ。全長3mといういわゆるスマートサイズに、大人3+子供1の計4人乗りスペー …

ポルシェデザイン×PUMA

ポルシェ911ターボSの0→100㎞/h加速は2.7秒です!それこそ・・・、アクセルをグッと踏み込めば、あくびしている間に100㎞/hオーバーの世界に突入です。その速さを祝して、ポルシェ・デザインがP …

no image

M・ベンツEクラス、間もなくフルモデルチェンジ

スペインで開かれた試乗会からファーストインプレッション いつの時代もセダンの新スタンダードに。Eクラスの目指すところは本質的には全く変わっていない。コンセプトの第一に安全性の向上を掲げつつ、次に快適か …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー