ロータスではお家騒動がとどまるところを知りません。自動車王国では、親会社による株式放出の話は取り上げましたが、CEOの職務一時停止、解任などは取り上げてきませんでした。しかし、ここに来て、あまりに状況がオカシイので取り上げてみることにしました。
解任された元CEO、ダニー・バハールがロータスを不当解任(万が一、ロータスが売却された際には親会社からお金を貰える約束になっているそうで、それを回避するためだと主張)で訴えていたんですが、今度はロータス社がダニー・バハール氏を会社の資金不正利用で告訴・・・。いやはや、泥仕合の幕開けです。
16年間、一度も黒字になったことがないロータス・・・。そこでスカウトされたのが1971年生まれ、元フェラーリ社グローバルブランド部門を2007年から09年にかけて牛耳ってきた人物、ダニー・バサール氏です。フェラーリ社の前はレッドブルにおいてCOOを務め、F1活動の本格進出をさせた人物で、まぁいわゆるひとつの”やり手”と評されてきた人物です。
っで、ロータス社で何が問題になっているかって・・・、運転手付きの車両、ヘリコプターやプライベートジェットのチャーター、腕時計10本、自宅の修理代まで会社に負担させていた、というのがロータス社の言い分です。ああ、そういえば、社長専用にワンオフの現代版エスプリっちゅーのも作ってましたねぇ(笑)。
16年間、一度も黒字になったことがない会社経営者がやることではありませんよねぇ・・・、日本人の常識からしたら。このような無駄遣いから社長のカリスマ性(どんな?)を作り出すことで、ブランドのステータスを向上させとうとでも企んだのでしょうか?フェラーリ社でのボス、ルカ・モンテゼモロCEOでも見習ったんでしょうかねぇ・・・。でも、彼は貴族の出身だし、イタリアのヒーローですからねぇ(笑)。でも、どっかの偉い人が言っていました。
「スターは生まれるものじゃなく、作るもの」だと・・・。
ああ、facebookのいいねが1000万突破だそうです。いやはや、自動車王国facebookも「いいね!」宜しくお願いします。
マレーシア側(親会社)のペナルティ支払回避の策なのか、バハール元CEOの背任なのか、両者なのか・・・、気になってきました。
Our Views
Last June, Malaysia’s DRB-Hicom, the owner of Lotus’ parent company Proton, and subsequently the owner of Lotus, fired the British sports car manufacturer’s CEO Dany Bahar. Less than two months later Bahar retaliated with a $10 million wrongful dismissal suit that claimed the executives, including himself, were fired in order to avoid contractual payments in the event that Lotus was sold.
Now Lotus is suing Bahar for approximately $4 million for unauthorized expenses and overpaid salary and bonuses. Some of the expenses are said to include a chauffeur, helicopter travel and 10 watches. Specific complaints made in Lotus’ court filings was a $1.6 million expense for renting and renovating two private properties and another expense of almost $2 million for travel.
Interesting…