元プロバスケットボール選手で現在、ノルウェージャン・エアUK(LCC)のB737パイロットでもあり、ヨハンス・ラミックさん。84年式のポルシェ911タルガを購入し、シンガー・ポルシェのような60年代の雰囲気に改造しようと思い立ったそうです。そして、購入した911タルガに装着されていたターボ用のリアウィングを取り外したんですって。
60年代のルックスには似合わない、けど、捨ててしまうのももったいない、ということでアートオブジェに仕立てることを思いついたそうです。塗装を剥離して、表面がスムーズになるように研磨して、往年のレーシングマシンのカラーリングをすることに。「9」セットのカラーリングで「11」個限定です。
「リアウィング内にはFIA仕様のロールバー材を組み込み、内部で支えるため強度を確保。リアウィングの縁にはペイントが滴るような仕上げで、空気の流れに呼応する流動的な動きを表現。ハイドロダイナミクスとエアロダイナミクスを視覚的に表現し、静止が運命づけられているオブジェに、ムーブメント(動作)とモーション(動き)の具体的な要素を加えているのである」って謳われています。
ぶっちゃけ、リアウィングにスタンドを装着しただけなのに・・・、って思ってしまう自動車王国にはアートのアの字も分かりません。単なるオブジェに仕立てるくらいなら、Bluetoothスピーカーを埋め込むとか、LEDのプロジェクター・ライトを埋め込むとか、もうひと捻り欲しい、とさえ思ってしまいます。
イベントマネージャー、コーチング、セールスなどの職歴を持つビジネスパートナー、スザナ・フラニアさんと組み「The Whale Tail Project」として展開していらっしゃいます。ホント、偏見と勝手な思い込みですが・・・、スザナさん、ゴリゴリの積極トークで各種イベントへの出展アポや、著名人や有名ブランドとかのコラボを取り付けていそうな雰囲気です。そして限定販売なので、二次流通、三次流通での値上がりを企んでいそう・・・。
せっかくならリアウィングだけでなく、様々なパーツでアートしちゃえばいいのに。っで、このリアウィングの気になるお値段ですが・・・、「問い合わせ」だそうです・・・、怖いっ(笑)。