ポルシェGB(イギリスの子会社)がカイエンSディーゼルでギネス世界記録樹立、とニュースになっています。なんでも・・・、285tもあるエアフランスのA380を牽引できたそうです。世界記録樹立のための条件は①170t以上のものを②100ft(30.48m)牽引し③車両は世界3か国以上で販売され④生産台数は30台以上ある、ことだったそうです。
っで、カイエンSディーゼルですが、まったくのノーマル車両でギネス世界記録更新に挑んだそうです。ちなみにカイエンターボSでも同じA380牽引に成功した、というから二度驚きです。
ただねぇ、そこは自動車王国が取り上げるネタですから、気になることがいくつか・・・。そもそもSUVで飛行機を牽引、ってイギリスの自動車番組「Fifth Gear」がVWトゥアレグV10ディーゼルターボで挑んだネタですよね?っで、その際、トラクション不足を補うために4.3tものバラストを積み、タイヤの空気圧はノーマルの2倍に。恐ろしいのがあまりの重量物牽引ゆえに、ブレーキは使用すると焼き切れる、と注意されていました。
今回のカイエンがA380の牽引に成功したことは分かりますが、バラストの有無、空気圧はどうだったんでしょう?あと、純粋にいつも飛行機のプッシュバックに用いられているトーイングカー(英語ではタグボートと同じ“TUG”と呼ばれている)の凄さを思い知らされます。