CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

未分類

トヨタの豊田社長は業界最低年収?!

投稿日:2013年6月27日 更新日:

Bloombergが「トヨタ自動車の社長、最低賃金で最高のパフォーマンス」と題した記事を掲載していました。まぁ、社長職の年収をのぞき見するカタチの記事で、余計なお世話ですけど・・・、誰もが興味を抱く話題でしょうね。金融業界は他人の年収ばっかり気にしますからねぇ・・・、適正な自己評価を探るため、という大義名分のものと・・・。
500x_toyoda_bow.jpg
Bloomberg調査(各社の事業報告書を漁ったんでしょうねぇ)によるとトヨタ自動車の豊田章男社長が手にした昨年の報酬(配当金含む?)はUS190万ドル(2億円弱)で、大手自動車メーカーのなかでは最低額だったそうです。フォードのアラン・ムラリー社長はUS2100万ドル(20億円弱)ですから、およそ10分の1です。
ちなみに一覧にすると・・・
フォード:アラン・ムラリー社長 US2100万ドル
VW:マーティン・ヴィンターコーン社長 US1900万ドル
ダイムラー:ディエター・ツェッチェ社長 US1450万ドル
GM:ダン・アカーソン社長 US1100万ドル
です。
いやはや、失礼ながら豊田社長、彼らに「貧乏」と呼ばれても致し方ありません(笑)。どんな感じなんでしょうねぇ、モーターショーで挨拶するとき・・・。常々、日本の会社風土で不思議に思っているのが、経営陣の報酬相場です。乱暴な解釈かもしれませんが以下、ボクが思っていることです。
かつての日本には終身雇用制度が存在し、社員は会社に奉公。

昇進は望むも、役員就任は同期の中でも1%も選ばれない名誉職。

役員就任時期には住宅ローンも終わり、子供も手離れ。

よって役員報酬は、もはや業績連動でも何でもあまり気にならない。

自己の利益より、役員とて元は奉公人ゆえに会社の未来永劫の発展を望む。

法人の内部留保は膨らみ、大企業は大企業たる経済活動を続ける。
いやっ、さすがに言い過ぎな面があるのは自認していますが、「会社」にとっては理想的な仕組みだったんじゃないでしょうか?最近は外資系企業の日本本格進出もあり、業績完全連動の報酬を望む人間が増えていますよね。優秀な人間は金銭的に評価され、極めてドライでフェア、と受け止められています。また、優秀な人材を確保するためには致し方ない、とのコンセンサスも出来上がりつつあるように感じます。某化粧品メーカーなんて日本人社長よりも、外国人副社長のほうが年収が上、という不思議な現象もありますもんねぇ。
日本企業の発展があったのは、上記の”奉公”制度のおかげではないか、とシンミリ思っている今日この頃です。
Our Views
Bloomberg featured an interesting article on Toyota’s CEO, Akio Toyoda’s income. Last year, Toyota CEO Akio Toyoda earned $1.9 million in direct compensation. By industry standards, that makes him something of a high-level executive, not the chief of one of the world’s largest global brands.
Salaries of the five largest automakers’ CEOs (2012 compensation)
Alan Mulally – Ford Motor Company – $21 million
Martin Winterkorn – Volkswagen – $19 million
Dieter Zetsche – Daimler – $14.5 million
Dan Akerson – General Motors – $11 million
Akio Toyoda – Toyota – $1.9 million
Data compiled by Bloomberg. Head over to Bloomberg for more.
http://www.bloomberg.com/news/2013-06-24/toyota-president-delivers-highest-returns-for-lowest-pay.html

googleアドセンス

googleアドセンス

-未分類

執筆者:


comment

関連記事

エコカー、プリウスは「安全」「安心」?!

「安全」、「安心」と聞いて、皆さんはどう思われましたか?まぁ、アメリカでの話なんですが、National Insurance Crime Bureau(全米保険犯罪局)が発表した内容で・・・、ちょっと …

車両付き不動産販売情報に見る人生

日本では聞いたことありませんが、海外では車両付き不動産の売却情報をたまに耳にします。最近ではアメリカで最高金額の家が売りに出されて話題になりました。内装(家具や美術品)だけでなくヘリコプター1機、バイ …

アストンマーティンの新筆頭株主ねぇ

アストンマーティンに新たな筆頭株主が登場しました。最近、高級バイクメーカー、DUCATIをVWグループに売却した、イタリアのインベストインダストリアルです。BMW、マヒンドラ、トヨタ・・・、という下馬 …

タマラ・エクレストンの気風の良さ?!

F1を牛耳るエクレストン家が大好きな自動車王国、またまた愛娘、タマラの話題をお届けします!What would Tyler Durden Do?というサイトで取り上げられたのが、タマラの気風の良さです …

ピンクのランボに乗りたい、という願い

イギリス・キンボルトン在住のエミリア・パーマーという8歳の女の子・・・、呼吸器系の難病を患っていて、普段は車椅子生活なんです。そんな彼女の願い事をバーミンガム小児科病院が尋ねたところ・・・「ピンクのラ …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー