モータースポーツの頂点、F1。どういうキッカケでF1チームの一員として働けるのか、意外と知られていません。まぁ、多くは自動車メーカー関係者で成り立っているので”出向”みたいな雇用形態なのかもしれません。そんなF1チームですが、マルシア(バージンレーシングチームの筆頭株主になったロシアの「マルシア」の名称に今年から変更)ではフツーに公募しているようです。
募集しているのは「パートナーシップ・マネージャー」でチームスポンサーとの渉外役ですねっ。英語ができることは大前提ですが、3年以上のマーケティング業務経験者、ビジネス・マーケティングの学士保有者、モータースポーツでの渉外経験者、というのが条件のようです。
ぶっちゃけ、F1は多額のお金が動きます。F1全体もですが、各チームへの企業からの協賛金もハンパじゃありません。まぁ、F1ファンにはあまり関係ない話かもしれませんが、シンガポールGPを観戦してきたばかりとあって担当者はつくづく”大変な職種だなぁ”と思う次第です(笑)。まぁ、どこのF1も同じでしょうが・・・。
っで、シンガポールGPですが一般観戦、企業接待観戦、自腹VIP観戦と色々ありました。企業接待観戦はパドッククラブ、特設スイートなどでエアコンがばりばり効く中、飲み食いしながらF1観戦です。
F1観戦そのものよりも、誰がどの企業に呼ばれて、どんなコネクションの持ち主か、が重要なようです。まぁ、綺麗に言えば社交の場なんです(笑)。
ボクが言う自腹VIPとは、今回のF1に併せて開催されるポルシェ・カップ、フェラーリ・チャレンジなどに参戦するジェントルマン・レーサーたちです。もちろん彼らは企業からお呼ばれする方々でしょうが、自らレースに参戦することでスーパーVIPパスをゲットするんです。ちなみにフェラーリ・チャレンジには日本からも4名が参加していた、と聞きました。
参加台数は34台、メンテナンスサポートはフェラーリ・ジャパンがメインだったようです。日本語と英語がシンガポールで飛び交っていて、ちょっと不思議な光景でした。
っで、ウルトラ・スーパーVIPしか入れないのがパドック裏のチーム関係者専用テント。まぁ、豪華さではパトッククラブに劣るやもしれませんが、現役ドライバーや往年の元F1ドライバーたちがうろちょろしていますし、ライブ感ばりばりです。
右側がチーム関係者専用テント、左側がパドックです。ミカ・サロとか・・・
バーニー・エクレストンも見かけましたが、さすがに色んな人に囲まれていて話しかけられませんでした。再婚祝いを伝えたかったんですが(笑)。タマラ(愛娘)も居たようですが、ボクは見かけませんでした。
ニキ・ラウダには大興奮して思わず一緒に写真を・・・。
日産の中村常務(チーフクリエイティブオフィサー)もいらっしゃいました。つい最近、INFINITIがレッドブル・レーシングの大口スポンサーになりましたからねっ。「いずれエンジンはルノー製じゃなくINFINITIになるんじゃない?」とレッドブルレーシング関係者はボクに話していました。いいのかなぁ、書いちゃって・・・。
FIAのパドックのテーブルには日本人のグループがいらっしゃいましたが、存じ上げませんでした。「フランク・ミュラーのiPhoneケースは14万円」するというお話、タメになりました(笑)。
マクラーレン・メルセデスのチームテントでは、昔のフェラーリ・クラブ・オブ・ジャパン会長、そしてジェシカ道端の姿も。
こっそり、本選前のレッドブルのピットにも潜入してきました。秘密だらけで、カバーをしていないF1マシンを横から撮るとチーム・メカニックからドヤされます。なんでも超VIPが知らずに撮影したらしいのですが、「何撮ってやがんだ、バカヤロー!」とメカニックにののしられたそうです(笑)。パートナーシップ・マネージャー、そんな場面を丸く収めるのも仕事ですねっ?!
そんなこんなで、シンガポールGPの裏側リポートになってしまいました(笑)。
TwitterではつぶやきましたがシンガポールGP、本選では5年間、一度も雨が降ったことがないそうです。なんでも祈祷師に晴天を祈らせているとか。凄い話です・・・。
<Our View>
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