フェラーリ612スカリエッティの後継車が、本日公開されました。
「FF」という名の4WDモデルです。いわゆるひとつの・・・、シューティングブレークですね。
フェラーリ社のデザイン責任者、フラビオ・マンツォーニ指揮のもとピニンファリーナがデザイン。
ちなみに「FF」は「Ferrari Four」のようです。Fourとは4人乗り、4WD両方でしょうね。
既存の4シーター・フェラーリ需要を取り込みながら、4WDでシューティングブレークとし
今までの取りこぼしていた客層をも根こそぎ狙う、という戦略なんだと思います。
決してソフト路線にはなっておらず、エンジンは612スカリエッティよりパワフルになっています。
6速MTは捨て、7速デュアルクラッチ・トランスミッションを搭載しているようです。
でもねぇ、シューティングブレークっていつの時代も存在しました。
ただ、カタログモデルではなく、オーダーできる人だけが頼めるって感じでした。
ブルネイの王様とか、スーパー・ハリウッド・スターとか、中東の国王とか・・・。
そのエクスクルーシブ感が薄れるのが、ちょっと残念にも思えます。
一見さんお断りのような垣根の高さって、憧れに通じると思うんですけど・・・。
まっ、フェラーリが実用性をもたせた車を投入するのには、ライバルの台頭もあるんでしょう。
となると、カロッツェリア・トゥーリングのベントレーやマセラティのシューティングブレークも
今まで以上に注目を浴びるでしょうし、ベントレーやマセラティもカタログモデルとしての
ラインナップに興味を持つかもしれませんね。
っで、フェラーリFFの動画もアップされていたので、貼りつけておきます。
Our View
Ferrari has unveiled its first-ever production four-wheel-drive model,
a front-engined V12 four-seater GT that not only replaces the 612 two-plus-two
coupé but also aims to attract a new kind of “all-roads, all-weathers” Ferrari customer.
The new car is designed by Pininfarina under the direction of Ferrari’s own
chief designer, Flavio Manzoni. It will be unveiled at next month’s Geneva show,
and go on sale soon afterwards.
As far as I’m concerned, however, shootingbreak has always existed with
all sorts of exclusive brands. They were not “catalogue” models but were
specially ordered and thus made them very expensive.
That was the reason for its exclusivity, don’t you think?
Anyway, FF looks very practical and Carozzeria Touring’s concept models will, once
again, be highlighted. Bentley might seriously consider adding a shootingbreak
to its lineup as well.