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Report エコカー最前線

排気ガスがまったく出ない環境に優しいバス

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水素バスがアメリカで初めて納車

アメリカ・フロリダ州にあるオーランド空港に、そして市内の中心部に水素バスがお目見えしました。フォードが作ったもので、6.8L V10エンジンを搭載している「E-450」というモデルです。スーパーチャージャーが新たに装着され、ガソリンやディーゼルの代わりに、水素を燃料として走るように改造が施されているものです。

飛行場で見かけたら乗ってみたい水素バス

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昨年終盤、フォードは既にカナダ(バンクーバー2台、オタワに3台)で納車しています。今回のものと併せて、北米に合計30台が今年末までに納車される予定です。アメリカで初となる納車先のフロリダ州は環境の取り組みに積極的で、既に5台のフォーカスをベースにした燃料電池ハイブリッドカーが納車されています。

フォードからしてみれば、テストコースやコンピューターを使用した開発だけでなく、実走行させることでリアルなデータを得ることができます。また、次世代燃料が確立されるまでの間、水素は「橋渡し」になると踏んでいるようです。

経営難でも環境対策はしっかり取り組み中

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自治体のみならず法人の需要も見込める?

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進化のキーワードは「小型化」

水素を燃料として内燃式エンジンを稼動させるメリットには燃焼効率の高さ、規制されている排出ガス(地球温暖化の直接的原因であるCO2含む)を一切さないことが挙げられます。これをほかの動力源、ほかの燃料とハイブリッドにすることで、さらなる燃費向上も見込めるようになっています。

ただ写真をよく見るとバスの窓ガラス部分までが乗員スペースで、残り部分はエンジンや燃料タンクのようなんです。だとすれば、人をたくさん運ぶことにメリットがあるバスとしての役割は半分ほどしか満たしていない、ということも言えます。あとは燃料である水素をどのように補給していくか、というインフラ面の問題も解決する必要があります。

今後もフォードは内燃式エンジンに水素を用いる研究をさらに進めていく、と発表しています。具体的には直噴技術を用いてパワーアップ、そして燃費向上を図るそうです。何事においてもそうであったように、これからのキーワードは「小型化」かもしれません。現実的になったところで、水素ステーションがいっきに普及することでしょう。

水素ステーションの普及はこれからの課題

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座席は少ないのでバスとしてはやや役不足

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燃料が水素という以外、何の変哲もない

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