CarKingdom.jp(自動車王国)

自動車をメインに、気になる身の回りのネタを編集人独自の視点で斬る自動車王国。

News Clip へぇ

三菱ランサーエボリューション廃止報道の続き

投稿日:

evov.jpg
ジュネーブモーターショーで三菱自動車のグローバル・プロダクト・ディレクターを務める、
ガユ・ユーセギ氏がイギリスのAUTOCARの取材に答えたことが、ちょっとしたセンセーションを
巻き起こしています。「2013年以降、ランサーエボリューションはない」と発言したんです。
車好き(日本よりも欧米で)がランサーエボリューション廃止阻止を訴えて、
Cause(基本は社会貢献を目的とした)というサイトを立ち上げたようです。
でもねぇ・・・2010年、アメリカでのランサーエボリューションの販売台数は若干2046台。
同時期にフェラーリが1750台と言いますから・・・・、さほど変わりません。開発資金の
回収を考えたら、ランサーエボリューションのほうが価値があるかもしれません(笑)。
ある意味、ランサーエボリューションを廃止するのは、ごく自然な流れと言えます。
っで、三菱自動車が何を目指しているのか?
imiev.jpg
世界的なCO2削減という流れに、集中的に攻めていこうとしているんです。
つい先日、エストニア政府に507台のi-MiEvを納車することが決まりました。
ぶっちゃけ利益の出る商売には思えませんが、三菱自動車の環境に強い
ブランドイメージ構築に向けて、着々と動き出しているんでしょう。そんな流れのなか、
ランサーエボリューションの存在意義を三菱自動車が自問自答、廃止の結論に・・・。
InsideLineが三菱自動車から受け取ったEメールで、追加説明があったようです。
世界的な反響の大きさに、びっくりしたのかもしれませんね(笑)。
Eメールで明らかになったのは
・2013年以降、新たに投入するランサーエボリューションを開発している
・どのようなパワープラントを採用するか、が三菱自動車の挑戦
・従来のようなターボ化でのハイパフォーマンスの追求は、時代にそぐわない
・EV技術を活用することは、ひとつの選択肢
ここで浮上してくるのは2009年に登場したPX-MiEVプラグイン・ハイブリッドの技術です。
内燃式エンジンと、前後のアクセルにそれぞれ電気モーターを搭載していました。
次世代ランサーエボリューション、このパワートレインを用いるのではないか、と憶測を
呼んでいます。
mitsubishipxmiev.jpg
ある意味、幹部の失言から反響が沸き起こり、次世代ランサーエボリューションの情報を
出さざるを得ない状況に追い込まれたカタチですね。戦略的なプロモーションだったなら、
見事な成功ぶりです(笑)。まぁ、たまたまでもいいメディア露出になりましたねっ。
Our View
Mitsubishi’s global product manager had been quoted by saying Lancer Evolution X
is the final version of Lancer Evolution. It sounded as though Mitsubishi was killing
Lancer Evolution all together. Car enthusiasts around the world was stunned and
expressed their disagreement over Mitsubishi’s decision.
People liked Lancer Evolution but they weren’t buying that many…
Last year in America, the total number of Lancer Evolution sales was just 2046.
Ferrari sold just over 1750 cars in the same period in America.
Maybe it’s natural for Mitsubishi to kill Lancer Evolution.
As you maybe aware, Mitsubishi is pushing its EV technology.
Estonian government has just announced its purchase of 507 i-MiEVs.
Mitsubishi is pursuing its brand values in environment these days.
With this, Lancer Evolution may have to pursue a different “Evolution” from its predecessors.
According to InsideLine, Mitsubishi is working on the next generation Lancer Evolution
but not in the same way it has. And we are speculating that PX-MiEV plug-in hybrid
which had been shown at 2009 Tokyo Motor show maybe the key technology of
the next generation Lancer Evolution.
Mitsubishi may have been thinking of using a different name for its top of the line
high performance Plug-in Hybrid, but the name will most likely remain as
Mitsubishi faced the voice of so many Lance Evolution fans.

googleアドセンス

googleアドセンス

-News Clip, へぇ

執筆者:


comment

関連記事

フォードが展開する商用車向けのサービス

言われてみれば何でもない、賢い商売をフォードが展開していました。それは、 フォードの商用車ラインナップにある、トランジット・コネクトで展開されています。 要はカッティングシートをオリジナルで作るサービ …

no image

一般道で捕獲されたウルトラ・スーパーカー

ブガッティ・ヴェイロン16:4スーパースピードが、一般道(駐車場?)で初めて撮影されました。 こうして見ると、リアのスタイルが大幅に変更されているんですねぇ。 最高速狙いの変更と言っていいでしょう。 …

フェラーリがメンテナンスフリープラン開始?!

あらかじめ、お詫びします。絶対に・・・、ぶっ飛ばし記事だと思います。 フェラーリ・ジャパンおよび正規ディーラーはてんてこ舞いになるかもしれません。 でも、フェラーリ社が本国のホームページで謳っているん …

BMWのカーボン採用はかなり本気です

BMWが世界有数のカーボンファイバー・メーカー、SGL カーボンSE社の発行株式15%を取得したそうです。BMW創業一族のスザンヌ・クラッテン女史の29%と合わせたら、かなりの大口株主となるみたいです …

no image

ホンダFCXクラリティのCM

燃料電池の生みの親であるバラード社は”単独開発”を投げ出し、ダイムラー・ベンツ&フォードと一緒に新会社を設立したばかり。もはやバラード社には「自動車用燃料電池」部門はないのです …

Facebook

アーカイブ

カテゴリー