1986年8月登場した3代目J Soul Brothers・・・、じゃなくてトヨタ・カムリ。キャッチコピーは「新しきセダンの象徴」でした。3代目カムリは“車格感の向上”を主眼としたモデルチェンジで、テレビCMを見るとなんとなく伝わってきますね、その狙いが。
テレビCMって改めて観直すと面白いですよね、時代背景や当時の風潮が感じられて。最近のヒップでホップな元気さよりも、しっとり上品とした“背伸び”した雰囲気が・・・、経済成長期を反映しているのかもしれませんね(笑)。
そんな3代目カムリを用いて、ストレッチリムジンにした人がいるようです。さすがにトヨタ純正ではありません。でも・・・、トヨタって、何度か純正のリムジンを投入しているんですよね。旧々型センチュリーにリムジンが投入されていましたけど、あまり見かけることはなかったですね。
その昔、U電機創業者、U.Jさんが西麻布の会食会場に登場したときに“おっ!!”って思ったことを鮮明に記憶しています。同伴していたのは、あのテレビアナウンサーでしたので、余計に・・・。
まぁ、個人的にはトヨタ・コロナ・スーパールーミーを超える、純正ストレッチリムジンはないと思っています。スーパールーミー・・・、“超広い”という意味をヒップな英語にした雰囲気、ダサ過ぎて、むしろ愛おしくなります。その昔、カーセンサーnetで記事にしているので、詳しくはコチラをご覧ください。
っで、ノルウェーで販売されているカムリですが・・・、Bピラーで車両をぶった斬ってBピラーを伸ばし、フロントドアとリアドアの“中間”部分に新たにリアドアを加工したものを装着。外からは開けられないようですが、室内からは開閉できるようですね。
車内のウッドキャビネット、なんか高そうな木材を使用していそうな雰囲気です・・・、が、車内は意外とフツーでした。
フロントシートとリアシートの間にはパーテーションが設けられているようですが・・・、ファンクショナルなクルマとしてストレッチしたのでしょうか?
フロントシートは・・・、なんの変哲もないカムリです。しかも5速MTモデル!いやはや、誰が何のために作ったのか疑問しか浮かびません。販売サイトには18万9000クローネという価格が掲げられていますが・・・、日本円換算すると約262万円なので正直、高く感じてしまいます。
やっぱり、中古ストレッチリムジンを買うなら、コロナ・スーパールーミーに限ります!・・・、って、もう探すのも大変そうですがね。