近々、筑波サーキットを走らせる(詳細は1/26発売のGENROQ誌で是非!)ということもあって、
それまでに4千キロ近くまでもっていきたかった。水野さん曰く、ナラシが終わって4千キロぐらいで
本調子になる、らしいから。まあ、確かにedmundsのテスト以降、クルマが全体的に引き締まってきた気もするし。
奈良・東吉野村のリストランテ「ロアジ」へ、ランチを食べにGT-Rでゆく。飯のために長距離を走る。
西川の基本。旨いもんのためなら、走る走る。800キロまでなら、クルマでゆきたい。
東吉野までは片道500キロぐらいだから、行って帰ってODOは3600キロになる計算。
いい感じ。
あいにくの雨模様だが、GT-Rの安定感は図抜けている。多少の水たまりをものともしない。
これはラクだ。しかも、6速で“それなり”にクルージングしていたら燃費は軽く8km/lを超えた。
上手く走れば9km/l以上も可能だ。ちなみに、3500キロを終えての総合燃費は7km/l。
スカイライン350GTの1km/l落ちは優秀じゃないか。
さて、ロアジ。久しぶりだった。オーナーシェフの永松さん&奥様とは昔からの友人で、かれこれ十年来の付き合い。一緒にイタリアを回ったこともある。東吉野のロアジは、1日1組という伝説のリストランテとして始まり、今でも自然に囲まれたかの地で営業。予約だけで常にテーブルが埋まるという、知る人ぞ知るイタリアンである。
そんなロアジも、今年で13年。シェフもそろそろ次のステップを考えているらしい。ひょっとして、東吉野を閉める?!という話もあって、その前に、と慌ただしく出かけたというわけ。もっとも、この店、例年、1月から3月ごろまで休みだ。12月に“行っとかなきゃ”といそいそ出かけるのは珍しいことじゃない。
料理は、昔に比べてぐっと“優しく”なった。前はもっともっと攻撃的で、食べ手に攻め込んで来て、ちょっと体調が悪いと全てを受け止められない!という実に力強い料理ばかりが並んだものだったけれど、ここ数回は本当に優しく柔らかく頂けるようになった。それでいて、印象に残るという料理という魅力は薄れていない。円熟味、というやつだろうか。そういう段階に達した一個の“職人”が次のステップに挑戦したいという。実に刺激的な話じゃないか。安住が場合によっては何も生み出さないことを知っている。
永松シェフのネクストに期待したい。
高速燃費は8km/lオーバー
投稿日:2007年12月27日 更新日:
執筆者:koganemushi