オバマ大統領車列にだって課金するロンドン市長
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イギリス・ロンドン中心部には「コンジェスチョン・チャージ」なるロードプライシングを導入。
要は渋滞緩和のために、中心部を走るには高額な通行料を課しているわけです。
料金は1日1台10ポンドです。
ロンドンのボーリス・ジョンソン市長はオバマ大統領の車列にも課金は当然、と表明しました。
アメリカはそんなもん1961年の外交関係に関するウィーン条約に定められている、
外交官特権(課税について)に基づき支払う義務なし、と応戦(笑)。スピード違反、
駐車禁止などの交通違反については、ちゃんとイギリスの法に従っている、とも。
っで、コンジェスチョン・チャージなんですが、在英アメリカ大使館車両も支払っていません。
ロンドン市が計算した累積金額は530万ポンド(約7億円)ほどに積み重なっているそうです。
ほかの在英大使館の多くもコンジェスチョン・チャージを支払っておらず、外交関係車両だけで
5100万ポンド(約70億円)はあるそうです。
気になるんで外務省と首都高速道路株式会社に確認してみました。
まずは外務省・・・「日本の外交官車両、コンジェスチョン・チャージを支払っていては莫大な
コストになり、外交活動に支障をきたす」とのことです。ふーん、あまり説得力ないねっ。
まぁ、コンジェスチョン・チャージ=税金ってことで支払わないんでしょう。
では在日外交官の車両はどうなんでしょう?念の為に聞いてみました。
首都高速道路・・・「在日外交官車両も一般利用者同様、利用料金を徴収しています」とのこと。
まぁ、首都高の利用料金って税金じゃありませんからねぇ。
でも、例えばアメリカ大統領の車列が高速道路を走るときって、料金徴収しませんよね?
料金所で止まりませんし、アメリカから持ち込んだ車両にETCが付いてるわけがありません。
そういう場面では、厳密に言うと料金未徴収?それとも外務省に請求?
まさか、損金に計上してませんよね?(笑)
Our View
London Mayor Boris Johnson is considering levying a congestion charge on each car
in President Obama’s motorcade, the cost of which would be £10 (US$16) per vehicle.
A spokeswoman, for President Obama, has stated that they will not be paying the
charges if billed. She also stated that their position on the congestion charge is based
on the 1961 Vienna Convention on Diplomatic Relations, which prohibits the imposition
of this sort of tax on diplomatic missions.
The U.S. Embassy has consistently refused to pay these charges, and now owes
somewhere in the vicinity of £5.3 million in congestion charge fines.
The U.S. Embassy in London, along with delegations from other countries, allege
the congestion charge is a tax and therefore they have diplomatic immunity.
It’s believed that they collectively owe some £51 million to Transport of London in
unpaid charges and fines.
So, where do we draw the line?
Is congestion charge tax?
Quite frankly, I think so…
執筆者:koganemushi