現行日産マーチが採用するVプラットフォームは、従来のものとは別物なんです。
旧型マーチやルノー・クリオが採用していた「B」プラットフォームは、引き続き進化するそうです。
っで、Vプラットフォームが何なのかって・・・、世界各国の衝突安全基準を満たし、
部品点数を減らしたことで、低価格車両(LCV)の世界展開を目指したものです。
ちなみにVプラットフォームの「V」は、Versatile(多用途の意味)を意味しています。
ハッチバック、セダン、MPVとVプラットフォームを用いて商品展開を図ることで
2013年までに年間販売台数100万台上乗せを目指す、と日産は投資家に説明しています。
最近の日産の動きを見ると・・・、かなり躍起になっているように感じます。
まず、アメリカのスマートへのマーチOEM提供の話です。
まぁ、これはアメリカにおけるスマート・ディーラー延命措置とも一部では言われています・・・。
スマート・フォーツーだけではない、低価格車両をラインナップせざるを得ない、という点で。
っで、新しい話はマレーシア資本のプロトンが新興国に投入しようとしている車両で
日産からVプラットフォームのライセンス供給へ向けた動きがあるとか、ないとか。
またまた、イギリスのAUTOCARがすっぱ抜いた情報です。
いずれも日産とスマート、日産とプロトン、ウィン・ウィンの話ではあります。
日産としては、2013年までと言っているVプラットホームによる100万台上乗せを、
いち早く実現させることで業績アップ、株価アップを目論んでいるんでしょう。
でもねぇ・・・、PC同様、箱の中身は一緒って雰囲気、一クルマ好きとしては寂しい感じが・・・。
日産・ルノーのオフィシャルブログなるものがあるんですが、結構ぶっちゃけ話が出ていますね。
Vプラットフォームについても、書かれていました。
Our View
According to a report from Autocar, Malaysia’s Proton is eying up on Nissan Micra’s
V Platform for its LCV. Nissan maybe considering licensing its V platform to Proton,
which wants a credible small car to gain a foothold in key regions such as India.
As Nissan & Renault’s blog states, there will be at least three models from
this platform – hatch, sedan and compact MPV – by 2013, each of around 300,000
annual units, adding 1million units onto its annual sales.
Smart USA had decided to have LCV based on Nissan Micra.
And now, they are thinking of licensing V platform to Proton…
These moves show how aggressive Nissan is with its V platform.
2013 target maybe a safe bet but they are definitely wanting to accelerate meeting
its 1million target quicker than originally planned.
Quite frankly, as a car guy, I am not so fond of bastardization…
Nissan Renault has its official blog. It talks about V platform in it, too.
日産Vプラットフォームのアグレッシブな展開
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執筆者:koganemushi