ちょっと前まで自動車において「安全」といえば、M・ベンツとボルボが真っ先に思い浮んだものです。両社によるマーケティングも上手でしたし、実際優れていたと思います。時間が経つにつれ世界各国の衝突安全基準が高められ、自動車全般における安全性が高まってきました。っで、M・ベンツやボルボの優位性が目立ちにくくなり、ここ最近は衝突安全性から別な観点をウリ文句としてきたんでしょうねぇ。
ただ、最近はアクティブセーフティに焦点が当てられ始め、あらためて「安全性」にスポットライトが。自動車にカメラという名の”目”が与えられ、常に事故の可能性を検知していますもんね。自動的にブレーキをかけたり、ドライバーに注意喚起したりします。万が一、衝突事故が避けられないと車が判断した場合は、最大限の制動とシートベルトの巻き上げをして被害を最小限に抑える車もあります。
新しいM・ベンツのコマーシャルは、昨年9月に実際に事故に遭遇したCLSを使用しています。同乗していた「エイミー」が主人公です(笑)。
パッシブセーフティ、アクティブセーフティすべての相乗効果で、無傷だったそうです。
まぁ、この手のコマーシャルって新しくないんです。管理人の知人は1980年代にこのテレビCMに出て、新車のSクラスをゲットしたそうですよ。
そういえば、ボルボがマスコミを呼んで自動ブレーキのデモ走行をやったんですけど・・・、失敗。
M・ベンツも自動ブレーキのデモ走行で失敗したことがありますねぇ。
BBCのTOP GEARではイギリス人らしいユーモアで「ドイツ人が失敗するのは面白い!」ってコメントです。日本なら放映できませんよ(笑)。
まぁ、世の中には想定外のことってたくさんあるわけです。オーストラリアGP開幕前に行われたセーフティカー(CLK63AMGブラックシリーズ)、スーパーV8(ホールデンコモドアがベースのレーシングマシン)、そして今年のM・ベンツF1マシンで対決です。
時間差を設けてスタートし、ゴールではF1マシンの速さを見せつける、というのがこの手のエキシビジョン・レースのパターンです。計算した人間が悪いのか、CLK63AMGブラックシリーズにマイケル・ドゥーハンを乗せたのが悪いのか・・・。
スタート順にゴールしています(笑)。こりゃ、明らかに想定外ですって!
Our View
There was a time when for many people, automobile safety was synonymous with Mercedes-Benz and Volvo, with both brands heavily promoting this aspect of their vehicles. As the years passed by, the safety requirements around the world has become tougher and mainstream automotive industry as a whole made safety a number one priority for their vehicles. Gradually, marketing teams of both Mercedes-Benz and Volvo pushed the focus elsewhere.
Now, Mercedes-Benz wants to remind consumers about the safety credentials of its cars with a new spot called Amy, named after a dog that made it out alive along with the…human passengers from a real car wreck involving a CLS that occurred last September.
But in this world, not everything goes the way it has been designed.